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2013年6月25日 (火)

バリアフリーにならない木造天守閣 「背負って上がれば」と河村市長

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 市議会は今日から委員会での質疑。私の所属する経済水道委員会では、補正予算に計上された名古屋城天守閣の木造復元を念頭においた調査費など名古屋城整備に関して質疑が交わされています。
 

 天守閣の〝本物〟木造復元には、容易に解決することができない様々な課題があります。先日の代表質問で私は、「急な階段や段差が多く、バリアフリーとならず、お年寄りや体が不自由な方の観覧には支障があるが、どうするのか」と質問したところ、河村市長から突拍子しもない答弁が返ってきました。「背負子(しょいこ)があるでしょう。体の不自由な人は名古屋市立大学のみなさんに(背負って)上がってもらったらどうですか。〝あったかい〟名古屋城になると思います」。 

 名古屋城の天守閣の高さは55.6メートル。マンションなら18階建てに匹敵する高さを、しかも急な階段を背負って上がれるのか。「たしかに〝あったかく〟なりますわ。おんぶする方は。市長はおんぶされる方かもしれませんが」と言い返してやりました。 

 「急いでやる必要もない400億円もかかる巨大事業を、マニフェストに掲げたからといって市民や市職員に押しつけないでいただきたい」――私は市長に求めておきました。 

※写真は現在の鉄筋コンクリート造りの天守閣。1階までエレベーターが外付けされています。天守内にもエレベーターがあります。

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