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今年も名古屋市は「事業仕分け」を行います。本日は、市議会の各常任委員会で、「仕分け」対象に上げられた事業について当局から説明がありました。経済水道委員会では、中央卸売市場(本場・北部市場)の経営管理が「仕分け」対象とされたことに議論が集中しました。この事業を選定したのは河村市長で、市総務局が示した「論点」は「民間活力の導入」です。
どうも河村市長は、昨年度から指定管理者制度に移行した大阪府の中央卸売市場のように、名古屋市の中央卸売市場にも指定管理者制度の導入などで、市の職員を減らしたいようです。しかし、卸売市場は、市民に安全・安心な生鮮食料品を適正な価格で安定的に供給する役割を担っており、民間企業の営利に任せるべきものではありません。しかも、すでに民間に委託できる業務については委託しているそうです。それにもかかわらず、卸売市場が「仕分け」対象となったことに、委員会では批判が続出しました。
私の質問に市民経済局長は、市長に説明してもわかってくれないが、今まで通り継続されるよう、「仕分け」の場で理解を求める考えを明らかにしました。それにしても、河村市長の独りよがりで対象事業が選ばれ、市民生活に必要なものまで削減するテコにされている「事業仕分け」は、いい加減やめたらどうですか。
本日の市議会経済水道委員会では、名古屋城天守閣の木造復元を前提にした調査費について、市民経済局長は、「市長マニフェストの思いを予算にしたもので、木造復元ありきではない。やるか、やらないかを判断する材料をそろえるために調査する」と答弁しました。「やるか、やらないか」という調査をやらなければいけない市当局はご苦労だ。
名古屋城天守閣の木造復元については、これまでも調査が行われており、工期は「約18年」、概算事業費は使用する木材の材質などによって「約270億円、320億円、400億円」、そして様々な課題があることが明らかになっています。
今回の調査では、「博物館機能」についても調査されます。現在の天守閣内の展示スペースは、博物館相当施設の指定を受けていますが、本物に近い木造復元では、天守閣内に展示スペースを設けることができません。その場合には、新たな博物館施設を整備するか、既存の施設に資料を分散すると市当局は言います。しかし、展示スペースが「名古屋城の入場者の8割が入る天守閣」(市当局)の中にあるから、多くの入場者に見てもらえるのです。天守閣内からの移設・分散は、博物館機能の低下をもたらすでしょう。
他会派の議員が、私の代表質問に河村市長が「背負子で上がれば」と答えたことを質してくれました。市当局は、名古屋城内で人力車を引いてくれた学生ボランティアに、高齢者などを背負って階段を上がってくれるか尋ねたところ、「やりません」というのが答えだったそうです。
先日の市議会での代表質問では、国民健康保険料の減免制度も取り上げました。名古屋市独自の減免制度は、すべて申請しなければ適用されません。しかし、申請しなくても、市の側で減免に該当するかどうか判断できる減免要件もあるのです。
たとえば、7割・5割・2割の法定減額に該当している世帯を対象に、一人あたり年間2000円を上乗せして減額する「特別軽減」。一宮市や豊橋市では、同じような法定減額の該当世帯を対象にした減免については、申請する必要がありません。ところが名古屋市では、法定減額に該当する世帯が14万4千世帯余りあるにもかかわらず、「特別軽減」の適用世帯は37600世帯しか予算上は見込んでいません。最初から相当数の申請漏れを見込むような減免は問題です。
私は、「『特別軽減』など市の側で減免対象に該当するかどうか判断できる減免要件については、申請を必要とせず、自動的に減免するよう改めよ」と求めましたが、市健康福祉局長は「申請は減免制度の趣旨だから」というつれない答弁。今回は質問時間がなくて詰められませんでしたが、引き続き改善を求めていきたいと思っています。
市議会は今日から委員会での質疑。私の所属する経済水道委員会では、補正予算に計上された名古屋城天守閣の木造復元を念頭においた調査費など名古屋城整備に関して質疑が交わされています。
天守閣の〝本物〟木造復元には、容易に解決することができない様々な課題があります。先日の代表質問で私は、「急な階段や段差が多く、バリアフリーとならず、お年寄りや体が不自由な方の観覧には支障があるが、どうするのか」と質問したところ、河村市長から突拍子しもない答弁が返ってきました。「背負子(しょいこ)があるでしょう。体の不自由な人は名古屋市立大学のみなさんに(背負って)上がってもらったらどうですか。〝あったかい〟名古屋城になると思います」。
名古屋城の天守閣の高さは55.6メートル。マンションなら18階建てに匹敵する高さを、しかも急な階段を背負って上がれるのか。「たしかに〝あったかく〟なりますわ。おんぶする方は。市長はおんぶされる方かもしれませんが」と言い返してやりました。
「急いでやる必要もない400億円もかかる巨大事業を、マニフェストに掲げたからといって市民や市職員に押しつけないでいただきたい」――私は市長に求めておきました。
※写真は現在の鉄筋コンクリート造りの天守閣。1階までエレベーターが外付けされています。天守内にもエレベーターがあります。
夕方、地下鉄塩釜口駅で後援会のみなさんと「お帰りなさい」宣伝を行いました。私は早朝に、後援会のみなさんは夕方に、駅頭宣伝を毎日続けています。
昨日の東京都議選で日本共産党は2倍以上の17議席を獲得し、民主党を抜いて都議会第三党に躍進しました。今朝の新聞でも、安倍首相の経済政策を「『全く評価しない』と答えた人の52%が共産に投票」(「朝日」)と書いていましたが、自民党政治と正面から対決し、抜本的な対案を示してたたかう日本共産党の政治姿勢が都民のみなさんから支持されたのでしょう。
「自共対決」がいよいよはっきりしてきました。今日の宣伝でも、通行人や車の中から「がんばって」と声がかかりました。がんばりどきです。
参議院で生活保護法改悪案が審議されています。現行法は、口頭でも生活保護の申請を受理しなければなりませんが、改悪案は、必要書類や申請書の提出を義務付けています。生活保護のハードルを引き上げ、申請者を窓口から締め出す「水際作戦」をひどくするものであり、改悪を許してはなりません。
昨日の市議会本会議では、日本共産党の岡田ゆき子議員が、「保護の申請書類が整っていないことをもって申請を受け付けないということのないように」と政府が自治体に説明していることを指摘して、名古屋市の対応をただしました。市健康福祉局長は、「書類の提出は現行の運用の取り扱いを変更するものではないと国から聞いている。保護の申請権を侵害することのないように努める」と答弁しました。
「なんで反対するのか。共産党も中国の天安門広場もあるし、クレムリンの宮殿もある」――名古屋城天守閣の木造復元についての私の代表質問にたいして、河村市長はこんな答弁で反論しようとしたが、まったく的外れだ。
クレムリンというのは旧ロシア帝国時代に造られた宮殿であり、世界遺産に登録されている。共産党と結び付けるのは浅はかだ。ソ連の時代に建設されたのは国立クレムリン宮殿(旧クレムリン大会宮殿。1961年完成)だが、この建造物は近代性ゆえに世界遺産に指定されなかった。河村市長が、この国立クレムリン宮殿を指して「クレムリン」と言っているのなら、「木造天守閣」も、社会主義とは無縁の覇権主義と官僚主義・専制主義の道を進んで崩壊したソ連の時代の宮殿と同じ運命をたどることになるだろう。
河村市長は、木造復元の事業費400億円にかかわって、「これは商売をやる人の売り上げにもなる。お宅ら民商のみなさんも喜ばれると思いますよ」とも答弁した。共産党の質問への答弁の中で、しばしば「民商」を持ち出す河村市長。そんなに民商に加入する中小業者の商売のことを心配してくれているのなら、民商のみなさんの話を直接聞いてほしいものだ。
本日の「毎日」の「なごや近郊」版に、「改憲に危機感 県内『九条の会』 新団体結成、勉強会も」という見出しの記事が掲載され、その中で、先月結成された「平針九条の会」の活動が紹介されています。記事はコチラ
本日の市議会で、私の代表質問にたいして河村市長は、敬老パスについて「65歳から堅持したい」と答弁しました。市長が65歳からの継続を明言したのは初めてです。
私は、「河村市長は、市長選挙で敬老パスの堅持を公約されたのだから、当然、対象年齢も『65歳以上』を堅持するという考えでいいか」と質問。河村市長は、答弁をはぐらかしたので、「市長選挙のときに市長は、『ワシも今年65歳になったら敬老パスをもらうでよ』と言っていた。これを聞いて、敬老パスは65歳から続けるのだなと思った市民が多くいたと思う。市長、自分は65歳になったらもらって、これからの市民は70歳とかに年齢を引き上げてもいいのか」と再質問し、先の答弁を引き出すことができました。
私の代表質問の中で河村市長は、名古屋城天守閣の木造復元について、「国産の良質な木材を使用した場合」の全体事業費が、400億円と試算されることも明らかにしました。
名古屋市議会は明日、本会議で代表質問が行われます。日本共産党を代表しての私の質問は、午後2時30分ごろからです。
質問の項目は、①敬老パスの堅持、②認可保育所の増設、③国民健康保険料の減免制度、④自然エネルギービジョンの策定、⑤名古屋城天守閣の木造復元、⑥南京市との交流についてです。
代表質問といっても、質問時間は26分間しかありません。質問項目が多いので、河村市長と丁々発止とはいかないでしょうが、核心をつく質問を市長にしたいと思っています。
今朝の毎日新聞の社会面に、「平和を愛する大坪九条の会」の服部平和さんのことが載っています。「『高支持率』のウラで――検証・安部政権」という連載記事。「『96条改定』に異議 戦争経験者『平和』背負い」という見出しがついています。記事はコチラ
天白区では今月、植田九条の会が講演会を開催し、八事東・表山九条の会でも集いが計画されています。参院選で改憲を争点に押し出そうとする安部政権にたいして、草の根から反撃が広がっています。
今日は午前中、高坂学区の党支部とスーパー前で宣伝し、午後は相生学区の後援会の「集い」に参加しました。「集い」では、志位委員長の東京での演説会DVDを視聴した後、懇談しました。
その中では、「憲法96条の改定には反対だが、自衛隊が現に存在しているのだから、9条は変えてもいいのでは」という意見が出て議論になりました。自民党の改憲案では、戦力の不保持、交戦権の否認を定めている9条2項を削除し、「国防軍」の創設を明記しています。9条2項は海外での武力行使を許さない「歯止め」の役割を果たしており、イラク戦争でも自衛隊は「後方支援」にとどめるなど〝制約〟が課せられてきました。9条2項を削除することは、こうした〝制約〟をとりはらい、日本をアメリカといっしょに海外で戦争をする国につくり変えることになるのでは……。
こんな議論の末、「9条を変えた方がいい」と言っていた人も、「海外で武力行使ができるようになってはダメ」となり、「日米の軍事同盟は別の条約に変えられないか」と話が発展。私は、日本共産党が安保条約を廃棄して、対等平等の日米友好条約をむすぶことを提案していることを紹介しました。
今日、参院比例代表と愛知選挙区の事務所開きが行われ、参議院選挙をたたかう砦ができました。
日本共産党は、比例代表で5議席絶対確保が目標です。比例第一次予定候補の井上さとし参議院議員は、あいさつの中で「勝訴」とかかれたタオルを披露しました。成年被後見人である茨城県の名児耶匠(なごやたくみ)さんが起こした選挙権回復を求める裁判の訴訟団長からプレゼントされたそうです。井上さんは、この裁判を支援し、国会質問で取り上げ、選挙権回復の法改正を求めてきました。それが今国会で実現したのです。
比例第二次予定候補として発表されたばかりの江上ひろゆき元名古屋市議もあいさつ。もとむら伸子さんも、多数激戦の愛知選挙区を勝ち抜く決意を述べました。
本日開会した名古屋市議会・6月定例会で河村市長は、市長給与と議員報酬の800万円の恒久化に、所信表明の半分の時間を費やしました。
議員報酬800万円は、私たち共産党も出直し市議選で公約したことですので、反対していません。でも、市長給与・議員報酬の削減が、市長再選後はじめての市議会の所信表明で時間を費やさなければならない問題なのでしょうか。一方で、所信表明には「福祉」という言葉は一言もありませんでしたが、ここに河村市長の政治姿勢が表れています。
河村市長は、市長給与・議員報酬800万円の理由について、「政治に携わる者が長く職に就き続けると、政治が悪くなり、腐敗につながる。市長や議員が長期化し家業化するのを防ぐため」と言いました。これは政治の本質から目をそらす議論だと言わなければなりません。
だいたい、議員報酬の「市民並み・ボランティア型」を訴えて当選した減税日本ナゴヤの議員こそ不祥事続きで、名古屋市政が悪くなっているのではないのか。政治信念よりも収入を得たいため、辞職勧告決議を受けても辞めない元減税議員もいる。政治の悪化や腐敗は、「長期化」に要因があるのではなく、政党の姿勢や議員の資質にあると思います。
名古屋城内をじっくり見て回りました。6月議会に提出された補正予算に、天守閣の木造再建を念頭においた「名古屋城整備課題調査」をはじめとして、名古屋城関係の予算が盛り込まれているからです。
観光客が真っ先に向かうのは、天守閣と本丸御殿ですが、他にも見所がいっぱいあることに気づきました。たとえば、写真右上の本丸東二之門。現存する3つの門の一つで、重要文化財です。もともとは東鉄門(ひがしくろがねもん)と呼ばれ、二の丸東枡形(愛知県体育館に入る石垣で囲まれたところ)にありました。本丸東二之門跡の石垣には有名な「清正石」も残っています。
写真右下は、南蛮練塀(なんばんねりべい)。二ノ丸庭園の北側にある堀沿いの土塀です。円形の鉄砲狭間が見られます。写真下は、本丸の北西に位置する御深井丸(おふけまる)にある「乃木倉庫」。明治初期に建てられた旧陸軍の弾薬庫です。戦争末期に本丸御殿の障壁画が保管されていた場所の一つだそうです。御深井丸には重要文化財の北西隅櫓(清州櫓)も現存しています。
今日の議会運営委員会では、19日に行われる各会派の代表質問者が明らかになりました。自民は伊神邦彦、減税は近藤徳久、公明は福田誠治、民主はうかい春美、新政は山嵜正裕の各議員、共産は私(田口一登)です。
本会議の質問時間は、会派の所属議員数を基本に配分する「会派別持ち時間制」です。そのため、今回の代表質問では、日本共産党の持ち時間は26分しかありませんが、第一党の自民党は54分、第二党の減税ナゴヤは52分もあります。以前は、代表質問も個人質問・議案外質問も、各会派・各議員とも同じ時間配分でした。日本共産党は、本会議での発言時間については、以前のように各会派・各議員の対等・平等に改めることを求め続けています。
本日、区政協力委員長などでつくる「天白区を住みよくする会」(略称・天住会)の三役と天白区選出の県会・市会議員との懇談会が開かれました。懇談の内容は、天住会の県・市への要望事項についてです。
要望事項には、相生山緑地を貫く都市計画道路・弥富相生山線の早期開通があげられています。私は早期開通には異論がありますが、懇談会の席上では、河村市長が住民投票によって再開・中止を決めようとしていることが議論になりました。一般論としては、住民投票で事業の是非を決めることは有意義なことです。しかし、弥富相生山線については、市長が政治判断で工事を止め、その後、建設の是非を判断するために有識者による学術検証委員会を設置し、同委員会から報告書を受け取りながら、自らの判断を先送り。挙句の果ては、市長選マニフェストで、「住民投票で住民の責任で判断を」と、住民に責任を転嫁する始末です。
「住民投票は河村市長の責任逃れだ」という私の意見は、天住会の役員や他の議員の総意となりました。それでも市長が住民投票をやるというのなら、市が事務局となって実施すべきです。まちがっても、関係学区の区政協力委員会など地域に丸投げしないでもらいたい。
6月議会に提出される名古屋市の補正予算には、河村市長が市長選マニフェストに掲げた実現可能性が疑問視される事業の調査費が盛り込まれています。
名古屋城天守閣の木造復元に向けた調査に300万円。河村市長は「木造で本物の天守閣を再建する」といいますが、木造復元には、火災や地震にたいする安全性、バリアフリーの問題、木曽ヒノキの調達などの容易に解決できない課題があります。本体工事だけでも342億円もかかると試算される巨大事業を、いま急いでやる必要があるのでしょうか。
この他にも、金シャチ横丁の事業化検討調査に1200万円、SLの定期走行やSL博物館づくりの調査に1000万円が計上されています。あおなみ線でのSLの実験走行では、2日間で4000万円が煙となって名古屋の空に消えました。
補正予算では、保育所待機児童対策として3億4000万円余が盛り込まれました。355人分の入所枠を増やしますが、期間限定で園庭もない空き店舗などを賃貸する「賃貸方式による民間保育所」を7か所、「グループ実施型家庭保育室」を5か所増やすという応急措置。4月1日現在の待機児童数は280人ですが、希望する保育所に入所できなかった「入所保留児童数」は1315人にのぼっています。認可保育園のさらなる増設が求められます。
今夜、日本共産党名古屋市議団は市政懇談会を開きました。14日から6月議会が開かれます。こんどの市議会は、河村市政2期目の最初の市議会であり、参議院選挙目前の市議会です。私は、報告の中で、「参院選を目前に、安倍政権の暴走から市民を守る防波堤としての市政の役割を果せるよう奮闘したい」「2期目の河村市政と正面から対決しつつ、市長選挙で柴田候補とともに公約した市民要求の実現に全力をあげる」と述べました。
参加された市民の方からは、「敬老パス存続署名を2000枚配布したら、100通近くの署名が返信されてきた。継続・充実させるために運動を広げたい」「国保料の通知が届き、知り合いが『保険料が2倍になった。どういうことだ』と怒っていた」「天守閣の木造復元やSL運行よりも保育園をもっと増やしてほしい」などの意見・要望が寄せられました。
名古屋市の国民健康保険に加入されている世帯に、区役所から「通知書」が届いています。「算定方式の変更で、保険料が大幅に上がった」という怒りの声が寄せられています。減免制度に該当すれば保険料が安くなります。以下のような方が、減免制度に該当します。
(ア)65歳以上の方で、所得が35万円以下の方は、「均等割額が3割減免」され、1万5239円安くなります。
◆「所得が35万円以下」とは、年金しか収入がない場合は155万円以下だったら減免の対象になります。なお、年金収入からは遺族年金・障害年金を除きます。
◆年金が155万円を超えていても、「均等割額の2割減額」が適用されている世帯であれば減免の対象になります。この場合の減免額は、均等割の3割から2割を引いた1割となります。
(イ)障害者の方、寡婦・寡夫の方で、所得が125万円以下の方は、「均等割が3割減免」され、40歳から64歳までの方は1万9743円、それ以外の方は1万5239円安くなります。
◆「所得が125万円以下」とは、年金収入のみの場合は、65歳以上の方は245万円以下、65歳未満の方は216万6667円以下(遺族年金・障害年金は除く)の方が該当します。給与収入のみの場合は204万3999円以下の方が該当します。また、「均等割額の2割減額」が適用されている世帯も対象になります。
(ウ)「保険料の減額」に該当している世帯の方は、一人につき年間2000円安くなります。
◆「保険料の減額」に該当しているかどうかは、「通知書」の中の「保険料額算定内訳」の「減額額⑥」の欄をご覧ください。
この他、所得が激減した場合や事業を休廃止した場合などに、減免の対象となる場合があります。減免の対象に該当するかわからなくても、「保険料が高いので、安くならないか」と思っているみなさんは、区役所の保険年金課保険係に減免の申請に出かけてみてください。
本日、愛知県競馬組合議会の6月臨時議会が開かれました。名古屋けいばの累積赤字は39億7484万円。この累積赤字を補てんするための補正予算などの審議を行いました。
名古屋けいばは昨年度、実質では4700万円の赤字でしたが、経営再建事業推進基金から4841万円繰り入れて、見かけ上は100万円余の黒字になりました。実質的な赤字は4年連続です。経営再建事業推進基金の残高は約47万円と底をつき、財政調整基金も2200万円余しかありません。基金の繰り入れで赤字の穴埋めをすることは、もうできません。
競馬組合議会は今年3月、「黒字に転換するとされている平成26年度以降、シミュレーションに反し赤字となることが見込まれる場合には、速やかに事業を廃止すること」などを提言した決議をあげています。有識者による名古屋競馬経営改革委員会でも、今年度の黒字化が存続の条件という意見が出されたそうです。私の質問に、管理者である大村県知事は、「さらなる赤字拡大にたいする税金投入はできない」と答弁。7月に提出される経営改革委員会の報告書を踏まえて、方向性を明らかにする考えを示しました。
東海地区公団住宅自治会協議会の総会が、豊明団地で開かれ、団地自治会長として出席しました。同時刻に開かれていた市田書記局長を迎えての演説会には参加できなくて、残念でした。
UR賃貸住宅を分割・民営化・特殊会社化するという方針は、安倍内閣の閣議決定(今年1月)で「当面凍結」されました。しかし、この方針はいつでも「解凍」できる状況であり、本日の自治協総会では、UR賃貸住宅を「公共住宅として今後も存続し、居住の安定を図ること」などを求める決議を採択しました。
総会後の懇親会では、各団地自治会の活動を交流しました。どこの自治会も、役員の高齢化や自治会加入者の減少などで苦労していますが、楽しく活動し、居住者の絆を深めようと努力している様子が語られました。
天白公園の駐車場が、今日から有料になりました。駐車場の管理運営を任されたのは株式会社タイムズです。駐車場のゲート付近にはタイムズの大きな看板。これが公園の駐車場かと違和感を覚えます。
天白公園の駐車場は2か所、約130台分あります。タイムズは名古屋市に月90万円の土地使用料を納めるそうです。それでも儲かるから手を挙げたのでしょう。公園の駐車場管理で民間企業を儲けさせる。行政のやるべきことでしょうか。
土・日はこれまで満車になることが多いのですが、今日の昼前、北側の駐車場はすいていました。有料化で公園利用が抑制? 市議団にも「天白区民でも車でしか利用できない親子もいます。ましてや未就園児がいるお母さんにとっては、遊び場所を奪われてしまいます。交通手段が不便な場所にあるのに、公園利用者のことを考えてくれているとは思えません」というメールが届いています。