敬老パス「現行制度のままでよい」が多数――名古屋市のアンケート結果
本日、名古屋市が今年1月に実施した敬老パス市民アンケートの結果が公表されました。このアンケートは、65歳以上の方と20~64歳の方、それぞれ3000名(無作為抽出)を対象に実施されたものです。
敬老パスの対象年齢については、「65歳以上のままでよい」が、20~64歳では70.2%、65歳以上では52.3%。利用者の一部負担金については、「現行のままでよい」が、20~64歳では51.6%、65歳以上では64.2%。利用限度額・上限額については、「(設けていない)現行のままでよい」が、20~64歳では58.3%、65歳以上では66.9%でした。結果の概要はこちら
河村市長が実施した事業仕分けでは、敬老パスは「見直し」と判定されましたが、市民の多数は、老いも若きも、現行制度のままでの継続を望んでいることが、このアンケートで明らかになったと思います。
アンケートでは、「敬老パスを利用して出かけた時の1回あたりの消費額」も質問。1人あたり平均の消費額は4210円という結果でした。この結果を分析した日本能率協会総合研究所によると、敬老パスの経済効果は316億円だそうです。敬老パスの効果は絶大です。
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