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2012年12月22日 (土)

「口利き」防止策は、やっぱり「抜け道」があった

市議の「口利き」を受けた市幹部職員が、嘱託職員の不正採用を行ったとされる問題が明らかになりました。真相解明が急がれます。

 

この問題では、03年秋に発覚した道路清掃談合事件を踏まえてつくられた「口利き」防止策=「市適正職務サポート制度」が、機能していなかった問題が指摘されています。この制度は、市議や市民などからの要望・働きかけを市職員が記録し、公表する制度です。この制度の制定にあたって、私は、04年の11月定例会の本会議質問で、問題点を追及しました。

 

私が質問で指摘した問題点の一つが、要望・働きかけの対象が、法律や条例、要綱などに違反する場合に限定されようとしていることでした。「対象を限定することによって、特定のものの利益を求めるような不当な働きかけに抜け道をつくることになるのではないか」と、当時の松原市長に質しました。そして、議員からの要望・働きかけについては、すべて対象とするよう求めたのですが、対象は限定されてしまいました。今回の問題を踏まえて、この制度の抜本的な見直しも必要です。

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コメント

田口先生おつかれさまです。

 今回の自民党市議口利きの件に関しては、
制度の抜本的な見直しも必要ですが、私は、今回の自民党市議口利きの件に関しては、
自民党の渡辺義郎市議(74)と口利き採用された港区の男性(65)との、
点と点を結ぶ線を明確にすることからこの問題に切り込んでいっていただきたいと考えます。

中日新聞によれば
「市の内部調査に、3人は不正行為への関与を認めた上で、自民党の渡辺義郎市議(74)から
港区の男性(65)の採用に関し口利きがあったと言及。」
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012122190093938.html

 今回の件に関しては、対象が港区の男性(65)おひとりということもあり、
自民党としての組織的関与というよりも、むしろ、渡辺義郎市議の情実口利きであったと観るのが、
妥当な線ではないかと感じます。
 もしそうであるならば、自民党名古屋市議団も、
渡辺団長の首だけで済、県警が、渡辺氏については共謀が問えないとして立件を見送る方針であれば、
議員辞職される必要も無く、最悪、自民党会派を離脱されて、
河合まさる市議と同室で、一人会派で任期満了の道も"乙"なものです。
また、名古屋市会も制度改正のような大事に手を煩わされることもなく、
他の重要な審議等に時間を振り向けられます。

 それよりも、こういった倫理的事案は、議運の中に「特別倫理委員会」でも設置されて、
そこで、河合まさる市議といっしょに渡辺義郎市議の件も議論され、
市会の関連する委員会審議の時間を割かないようにされたほうが、
時間のムダを省けると思います。

 名古屋市会には、効率の良い案件処理を期待しております。

榎沢拝

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