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2012年10月22日 (月)

生活と商売壊す国保料滞納者への無慈悲な差し押さえ――民商交渉で

Photo 本日、名古屋市内の民商のみなさんが名古屋市との交渉を行いました。その中で、参加された中小業者の方から、国保料の滞納の差し押さえで、こんなひどい話が出されました。

(Aさん)国保料を滞納し、毎月、分割で納めていた。ある日、銀行の口座にカードを入れたら「残高ゼロ」と表示されてビックリ。1円残らず差し押さえられていたのだ。区役所の担当者が代わったら、分納でよいという今までの約束が反故にされたようだ。生活できずに困っている。

 (Bさん)190万円の売り上げのうち、150万円が保険料滞納分として差し押さえられた。仕入れの材料代が払えなくなり、翌月以降は仕事ができない状態。区役所の担当者からは『隠し財産があるのではないか』『子どもの修学旅行代が払えないというなら、民商さんに借りれば』とまで言われて、精神的にまいっている。

 こんな機械的な差し押さえが許されるのか。生活や商売まで破壊するのが名古屋市の福祉なのか――話を聞いていて怒れてきました。「滞納したのは自分が悪いのですが…」と言いながら、業者の方は実情を訴えられていました。保険料滞納をつくっていることに罪悪感を抱いている市民を、生活も商売もできない状態に追いつめてまでして、金をむしり取ることが、市の仕事ではないはずです。

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