ごみの分別変更で、プラスチック製容器包装が可燃ごみに混入
昨年度から資源とごみの分別区分が変更され、これまで不燃ごみだったプラスチック製品が、原則として可燃ごみになりました。
ところが、区分変更にともなって、資源とごみの分別に乱れが生じています。今日の市議会総務環境委員会で、私がこのことを指摘すると、市環境局は、可燃ごみに混ざっているプラスチック製容器包装の割合が、区分変更の前後で4.4%から5.6%に増えたことを明らかにしました。同じプラスチックだから、容器包装まで「可燃でいい」と誤解している市民もいるのでしょう。市環境局も「混乱を生じさせた」と認めました。
小型家電の分別もわかりにくい。コンセントを使わない小型家電は可燃ごみ、コンセントを使う小型家電(充電式も含む)は不燃ごみ。どうしてか、わかりますか。「コンセント使用の小型家電は金属の割合が多いから」(市環境局)だそうです。私は委員会の場で、二つの電気カミソリを示しました。写真の左側は「不燃」、右側は「可燃」に分けてくれと言います。しかし、外見はまったくいっしょです。
今年8月に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」、いわゆる小型家電リサイクル法が制定されました。小型家電は、資源として分別収集することが、ごみ減量になりますし、市民にとってもわかりやすいのではないでしょうか。
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