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2012年10月

2012年10月31日 (水)

解散する横浜市土地開発公社を調査

Cimg0200今日は、来年度に解散する予定の横浜市土地開発公社と、横浜市が6割強を出資し、みなとみらい線を運営する横浜高速鉄道株式会社を視察・調査しました。 

 横浜市土地開発公社が保有している土地は1635億円余。その7割は、「みなとみらい21地区」の旧国鉄高島ヤード土地だそうです。バブル崩壊後に大規模開発のために先行取得した土地が、大量に〝塩漬け〟されている構図は、名古屋市と同様です。名古屋市の土地開発公社の保有土地は657億円余で、その3分の1がサイエンスパーク事業用地です。 

横浜市は、土地開発公社の債務を処理するために、特別な市債(第三セクター等改革推進債)を1300億円発行することを予定しています。「公社を存続させ、横浜市が長期間で公社の保有土地を買い取る場合よりも、三セク債を活用して公社を解散させる方が、金利の負担が軽くなるから」だそうです。ただし、三セク債の償還年数を、20年ないし30年とした場合。国は償還年数を基本的に10年以内としていますが、「10年では無理なので、総務省と協議している」と、横浜市の担当者は言っていました。 

 「みなとみらい21地区」は、写真のように空き地が広がっています(みなとみらい線の新高島駅前)。民間に売却するそうですが、完売できるのでしょうか。完売できたとしても、簿価と時価の差額の370億円は市民負担になるそうです。土地開発公社の解散には、大きなツケをともなっています。

2012年10月30日 (火)

公社対策特別委員会で行政視察

 今日から1泊2日で、市議会公社対策特別委員会の行政視察に出かけています。今日は、千葉市役所で外郭団体の見直しと経営改善に向けた取り組みについて調査した後、千葉市文化振興財団を訪れ、千葉市文化センターを視察しました。

 千葉市では、外郭団体の事務事業について、「民間で実施できる公共サービスは、民間に委ねる」「外郭団体が有する特性を発揮する必要が高い公共サービスは、外郭団体に委ねる」という方針で、見直しが検討されています。同市文化振興財団の場合は、現在、同財団などでつくる共同事業体が指定管理者として管理運営している文化センターなど5つの文化施設については、次期の指定期間からは「民間事業者から募集」し、同財団は「応募しない」という方向性が示されています。

 同財団の理事長は、「指定管理が終わった後の財団の運営や事業展開をどうしたらいいのか考えている。ただし、施設の維持管理や使用許可は民間に任せることになるが、ソフトの文化事業は財団でやっていきたい」と話していました。「施設の維持管理と文化事業を分けることができるのか」と尋ねると、理事長は「市とも相談しながら検討していく」と言っていました。市が外郭団体を通じて市民の文化振興をはかることと、文化施設の管理運営を民間に委ねることを、どのように両立させるのか。課題があると思いました。

2012年10月29日 (月)

市政アンケートが続々と返信

Cimg0190 日本共産党名古屋市議団が実施している市政アンケート。返信用封筒を添えてアンケート用紙を配布している最中ですが、本日までに760通余りの返信がありました。ここ数日間は、毎日100通前後の返信があります。アンケートにお答えいただいたみなさん、ありがとうございます。

アンケートの項目は、「名古屋市政に望むこと」「市民税減税をどう思うか」「原子力発電についての考えは」「辞職勧告を受けるなど、議員の資質が問題になっていますが」などです。自由記入欄にびっしりと意見を寄せていただいた方も少なくありません。名古屋市民のみなさん、お手元にアンケート用紙が届きましたら、ご協力をお願いします。

2012年10月28日 (日)

天白区民まつりが開催

天白公園で天白区民まつりが開かれ、あいにくの雨模様でしたが、大勢の人たちで賑わいました。今年の区民まつりのテーマは、「笑顔でつなぐ区民の和」。ご近所で、地域で、笑顔でコミュニケーションを交わし、互いに協力し合って住みよいまちをつくりたい、という思いが込められていると思います。ステージでは、保存会のみなさんによる「平針木遣り音頭」も。子どもたちもいっしょに演じてくれました(写真右)。模擬店やフリーマーケットも盛りだくさん。天白区と交流している長野県中川村の野菜市には行列ができていました(写真左)。


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2012年10月27日 (土)

緑区で河合市議問題などの市政報告会

Photo日本共産党市議団は本日、緑区の東丘小学校で市政報告会を開きました。さはしあこ議員が、9月定例会での本会議質問や決算審査などについて報告。私が、「河合市議問題をめぐる市議会の混乱と減税日本ナゴヤの迷走」について報告しました。 

 河合市議の議員辞職を求めて市議会各派を回ったという人から、「『あの人はどうしても辞めさせなければいけない』とみんなから言われる。リコール以外の署名運動では力にならないか」という質問がありましたので、私は、「そんなことはありません。いろいろな形の運動で辞職を求める世論を広げて、辞職を迫ることが大切だと思います」と答えました。「河合市議を見限っている彼の後援者だった人たちと共同できないか」という意見も出されました。

2012年10月25日 (木)

愛知3区のキャラバン宣伝

Photo_2 今日は愛知3区のキャラバン宣伝で、天白区内を回って街頭演説。平針住宅では、地域の後援会員のみなさんも宣伝に参加してくれました。日本改革のビジョンを紹介する「しんぶん赤旗」号外を配布しましたが、よく受け取っていただきました。


 その後は市役所へ。議会運営委員会理事会に出席し、河合市議への対応について協議しました。河合市議は名古屋港管理組合の議員でもあります。減税ナゴヤから推薦されて選ばれていたので、減税ナゴヤは、除名した河合議員にたいして名港議員を辞職するよう説得しているそうです。

2012年10月24日 (水)

男女平等参画推進センターに〝庇を貸して母屋を取られる〟女性会館

昨年度の「事業仕分け」で、「廃止を含む見直し」と判定された男女平等参画推進センター、「廃止」と判定された女性会館。本日の市議会総務環境委員会では、「2014年度に男女平等参画推進センターを女性会館に移設」し、将来的には「さらなる事業統合等に向けての検討を進める」という対応方針が、市総務局から示されました。

どのように移設するのか。男女平等参画推進センターにあるDVなどの相談室は、女性会館の図書資料室のスペースに移設し、図書資料室はなくす(総務局の希望)。同センターにあるセミナールーム7室がなくなるので、女性会館に研修室を増設する。「4室はいると思うが、旧プール更衣室の改修では2室しかとれない」(市総務局)。両館で開かれている講座の開催数も、1館になって減るだろう――質疑で明らかになりました。

 「当面は2つの看板を残す」が、「所管局を一つにするかは、将来の検討」と市総務局。「男女共同参画社会基本法ができて、女性の社会教育は男女共同参画に移行した」というのが市総務局の認識ですから、将来的には、女性会館が果たしてきた女性の社会教育施設としての役割を終焉させるという考えが垣間見えます。今回の「移設」方針は、女性会館が男女平等参画推進センターに施設の一部を貸すように見えますが、実際は、女性会館が〝ひさしを貸して母屋を取られる〟ということになりかねません。

2012年10月23日 (火)

区連協の呼びかけで学童保育所を見学

天白区学童保育連絡協議会の呼びかけで、植田第一学童保育所と平針学童保育所を見学させていただきました。私も含めて天白区内の市議・県議3名が、同会の事務局長さんに案内してもらいました。 

 植田第一学童では、ちょうどおやつの時間。指導員さんが作ってくれたカレーを、「3杯もおかわりした」という子も。その後、「今日は雨で外では遊べないので、室内で何して遊びますか」と指導員さん。「将棋!」「ふうせんバレー!」「レゴ!」と、次々に意見が出ます。多数の意見で「ふうせんバレー」に決まりました。遊ぶ前にお掃除。班ごとに分かれて、どこをだれが掃除するか決めます。班長さんは3年生の子です。子どもたちの元気な声で騒々しい中にも、規律ある生活の様子が伝わってきます。 

 植田第一学童は、この十数年の間に保育所を4か所移転したそうです。地主さんの事情で借りた土地を返さなければならなくなったから。保育所の場所の確保が、学童関係者の悩みの種の一つとなっています。平針学童では、築十数年たったプレハブのため、入口のサッシ戸がはずれてガラスが割れたこともあったそうです。「改修するにも20万円ほどかかるので、ちゅうちょしている」と指導員さんは言います。もっと手厚い市の支援が必要だと痛感しました。

2012年10月22日 (月)

生活と商売壊す国保料滞納者への無慈悲な差し押さえ――民商交渉で

Photo 本日、名古屋市内の民商のみなさんが名古屋市との交渉を行いました。その中で、参加された中小業者の方から、国保料の滞納の差し押さえで、こんなひどい話が出されました。

(Aさん)国保料を滞納し、毎月、分割で納めていた。ある日、銀行の口座にカードを入れたら「残高ゼロ」と表示されてビックリ。1円残らず差し押さえられていたのだ。区役所の担当者が代わったら、分納でよいという今までの約束が反故にされたようだ。生活できずに困っている。

 (Bさん)190万円の売り上げのうち、150万円が保険料滞納分として差し押さえられた。仕入れの材料代が払えなくなり、翌月以降は仕事ができない状態。区役所の担当者からは『隠し財産があるのではないか』『子どもの修学旅行代が払えないというなら、民商さんに借りれば』とまで言われて、精神的にまいっている。

 こんな機械的な差し押さえが許されるのか。生活や商売まで破壊するのが名古屋市の福祉なのか――話を聞いていて怒れてきました。「滞納したのは自分が悪いのですが…」と言いながら、業者の方は実情を訴えられていました。保険料滞納をつくっていることに罪悪感を抱いている市民を、生活も商売もできない状態に追いつめてまでして、金をむしり取ることが、市の仕事ではないはずです。

2012年10月21日 (日)

植田と山根の党後援会で市政報告

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 今日は、2か所で市政報告会。「名古屋市政からみた日本の政治」と題して私が報告し、懇談しました。石川ひさしさんもお話ししました。
 

 植田後援会主催の報告会では、「介護保険料や後期高齢者医療保険料が上がり、年金から天引きされるので、受け取る年金がどんどん減っている。医療や介護をよくしてほしい」、「減税ナゴヤ市議団が、『議会運営に関与できなくても差し支えない』という文書まで提出して、河合市議のリコールを拒否していたとは知らなかった。減税日本が市議会を混乱させていることを、もっと市民に知らせる必要がある」などの意見を伺いました。

 山根後援会の報告会では、「地域の創価Photo_2学会員が、『消費税が10%になったら暮らしていけない。増税反対の署名用紙をポストに入れておいてほしい』と言っていた。公明党は民主・自民といっしょに増税法案を強行したが、増税に反対している学会員は少なくない」という発言もありました。

 尖閣諸島など領土問題では、『週刊朝日』の「民主も自民も反省しなさい!志位和夫共産党委員長が教える 『領土紛争』の正しい解決法」という記事も紹介しながら、日本の領土だということを、歴史的事実と道理に立って堂々と主張する外交交渉で解決をはかる、という日本共産党の立場を訴えました。

2012年10月20日 (土)

原発はただちになくせ 天白集会

 天白区の植田公園で、「さよなら原発」天白集会が開かれました。参加者が次々と、「原発なくせ」の思いをリレートーク。その後、原駅までパレードしました。石川ひさしさんや私も、「即時原発ゼロの実現」を訴えました


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2012年10月19日 (金)

議席倍増へ――愛知3区で共産党演説会

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 来たるべき総選挙で、議席倍増めざす日本共産党の愛知3区の演説会が、今夜、緑文化小劇場で開かれました。佐々木憲昭衆議院議員と石川ひさしさんが訴えました。
 

 地方選挙も含めて何度も候補者をやってきた石川さんの演説は、候補者として板についてきた。「こんどは議員バッチを」と、小選挙区でも議席獲得の思いが伝わってきた。 

 佐々木憲昭さんは国会で大活躍。いま大問題となっている復興予算の流用問題でも、すでに今年3月に国会でとりあげ、自衛隊の輸送機購入などに流用していたことを追及していたんだね。党の「経済提言」の内容も、わかりやすく語ってくれた。比例東海ブロックで、佐々木さんの1議席から河江さんも加えた2議席へ、日本共産党の支持を大きく広げたい。

河合市議問題での議運理事会 職員の総従事時間は850時間

本日の市議会総務環境委員会に提出された「市会事務局の超過勤務手当」に関する資料では、4月から9月末までの議会運営委員会理事会の会議時間が89時間余で、昨年同時期の7倍以上に増加。そのうち半分は河合市議問題が議論されており、河合市議問題での理事会に従事した市会事務局職員の総時間は850時間余にのぼっていることが明らかになりました。私も理事の一人ですが、あらためてビックリしました。

河合市議問題で理事会が長引いて勤務時間外に及んだケースは9回、14時間余。その分の市会事務局職員の残業手当は、47万4千円と試算されています。理事会が、河合市議問題など減税日本ナゴヤをめぐる対応で時間を浪費し、それが市会事務局職員の残業手当を増加させ、市民の貴重な税金を費やしているのです。

 今年度は理事会がよく中断します。9月末までに開かれた36回の理事会で、会議の中断がのべ33回。中断理由は、河合市議への対応のため(17回)など減税ナゴヤに関わる理由が20数回を占めています。理事会に出席している幹事長が考えを表明しても、団員がその決断を支持せず、話が振り出しにもどる――減税ナゴヤの対応は二転三転し、そのたびに理事会は中断。減税ナゴヤには、意思決定の仕組みがないと言わざるをえません。

2012年10月17日 (水)

河合市議問題、9月議会などで「議会報告会」を開きます

<名古屋市会主催の議会報告会>

●11月 2日(金)午後6時30分~8時、西区役所講堂

●11月14日(火)午後6時30分~8時、緑文化小劇場

 

<日本共産党市議団主催の市政懇談会>

●11月8日(木)午後6時30分~、名古屋都市センター特別会議室

                  (金山駅南口の金山南ビル14階)
 

<緑区での共産党市議団主催の市政報告会>

●10月27日(土)午後2時~、東丘小学校体育館

                (名鉄「有松駅」下車、イオン有松の北)

2012年10月16日 (火)

相生九条の会で「ピースあいち」を見学

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 相生九条の会が企画した「戦争と平和の資料館『ピースあいち』」の見学会に出かけました。受付で、
元名古屋市財政局長の竹川日出男館長と、竹川さんを訪ねてこられた元天白区長の斎藤さんとばったり。お二人とも、元気な様子でした。

 

 「ピースあいち」は、市民の手作りのこじんまりした資料館です。ボランティアの方のガイドで展示を見て回りましたが、1時間では時間が足らないほど、内容は豊かです。ちょうど今日から、「戦争と子どもの暮らし」という企画展が始まっていました。子どもたちを戦争に協力させる〝子ども隣組〟というのが戦時下にあったことを知りました。「現代の戦争と平和」コーナーもリニューアルされており、福島原発の事故と反原発集会のパネルも展示されていました。 

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 お昼は近くの回転寿司屋に。「ピースあいち」の入館券(300円)を出すと、300円割引になります。資料館を見た感想などや、今後の九条の会のことなど、話の花が咲きました。

2012年10月15日 (月)

政務調査費の使途の拡大は、住民の理解が得られるのか

先の通常国会で地方自治法が改正され、地方議会の政務調査費が、「政務活動費」という名称に変更され、議員の調査研究以外の「その他の活動」にも支給できることになりました。政務調査費の使途の拡大です。

政務調査費をめぐっては、各地で住民監査請求や住民訴訟が起こっており、その使い道にたいする住民の信頼が損なわれている現状があります。名古屋でも、減税日本の則武前議員の不適切使用問題や河合議員のコミック誌購入問題など、市民の不信を招く事態が起こっています。こんなときに、使途を拡大して、住民の理解と納得が得られるでしょうか。

 今後、名古屋市でも政務調査費交付条例の改正が議論になります。国会審議では、政党活動や後援会活動、選挙活動などは、政務活動の対象とはならないという答弁があります。「政務活動費」については、いま以上に使途の透明性を確保し、住民への説明責任を果たすこと、支給対象となる政務活動の範囲はできる限り限定するとともに、使途基準もできる限り具体的にすることが必要だと考えます。

2012年10月14日 (日)

点字裁判の梅尾さんも発言――国民救援会愛知県本部大会

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 日本国民救援会愛知県本部の大会に、私も午後から出席しました。ちょうど、名張毒ぶどう酒事件について発言されていました。名古屋高裁の差戻審での奥西勝さんの「再審請求棄却」に抗して、最高裁での「再審開始」を勝ち取るためにがんばっておられます。名張事件では、映画「約束」に天野鎮雄さんとともに国民救援会も出演していました。
 

Photo_2 討論では、点字裁判の梅尾朱美さんも発言されました。梅尾さんは、「不当判決に怒りでいっぱいだが、判決文まで点字で出させたのは大きな成果。二兎を追って、一兎を得た」と、全国の障害者を励ましたたたかいの意義を語っていました。救援会天白支部の佐伯事務局長は、支部結成後の3年間で、会員を2倍近く増やした経験を発言していました。私も、救援運動とはあまり関係ありませんが、名古屋市議会での減税日本ナゴヤ市議団の混迷ぶりについて発言させていただきました。

2012年10月13日 (土)

新「原発と人間」写真展 原駅ギャラリーで

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 新「原爆と人間」写真展が、地下鉄原駅ギャラリーで開かれています。天白原水協などでつくる実行委員会が企画。日本被団協が新たに作成した被爆写真パネルと「沖縄戦」をテーマにした写真が展示されています。15日まで。
 

私が訪れたときは、小学生も写真に見入っていました。受付を担当していた天白年金者の会の小倉さんは、「若い人たちも見ていってくれる。オスプレイ問題が起こっているので、沖縄戦の写真も関心を集めている」と話していました。

ちょうどニューヨークでは国連総会が開かれています。日本原水協の代表団が、国連の軍縮問題担当上級代表に「核兵器全面禁止のアピール」署名を手渡し、核兵器禁止条約の交渉開始を要請したことが、今朝の「しんぶん赤旗」で報道されていました。日本の反核運動が世界を動かしつつあります。

2012年10月12日 (金)

飛んでいる飛行機に注目――国際航空宇宙展セントレア会場

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 国際航空宇宙展が、ポートメッセなごや(国際展示場)と中部国際空港(セントレア)で開かれています。セントレア会場に出かけてみました。通常は立ち入ることができない駐機エリアで間近に見る飛行機は迫力がありました。とくに注目を集めていたのは、「ドリームリフター」。名古屋近郊の工場で製造されたボーイング787の主翼などの部品を運ぶ世界最大級の運搬用輸送機だそうです。
 

 今日は平日のためか、来場者はカメラを抱えた男性がほとんど。会場には自衛隊機なども展示されていましたが、カメラを向けているのは、実際に飛んでいる飛行機の方でした。13・14日には航空自衛隊のブルーインパルスのデモフライトが行われます。これには愛知県平和委員会が反対の申し入れを行っています。




2012年10月11日 (木)

決算認定で反対討論&河合市議問題は持ち越しに

S_2 9月定例会最終日、私は本会議で、昨年度の一般会計決算の認定に反対して討論を行いました。

昨年度は、市民税減税が実施されませんでした。しかし、今年度からの「減税」の恒久化が大前提とされたために、「事業仕分け」で敬老パスまでやり玉にあげられるなど、福祉・市民サービスの削減や公務の民間化がいっそう進みました。一方で、名古屋城天守閣の木造復元や笹島の巨大地下通路など、将来に大きなツケを残す恐れがある新たな大型事業の種がまかれたことも重大です全文はこちら

 河合市議問題では動きがありませんでした。昨日の議運理事会で、減税日本ナゴヤの余語幹事長は、「説得を続ける以上のことは約束できない」と言い、緑区の市会議員有志が求めていた議員辞職勧告決議案についても「出す予定はない」と断言しました。当事者としての責任感がまったく感じられません。

 減税ナゴヤは、今議会の最後まで議会運営を混乱させました。地域環境審議会の委員の推薦をめぐるドタバタで、議会運営委員長から「注意」を受けました。

2012年10月10日 (水)

八事天白渓線・山手植田線の道路計画は廃止を

Photo 今議会の都市消防委員会の決算審議で、日本共産党のわしの恵子議員は、都市計画道路「八事天白渓線」「山手植田線」の計画廃止を求めました。民主党議員からも質問があり、市住宅都市局は、「整備が困難ということであれば、廃止も含めた路線を早期に検討していきたい」と答弁しました。

東山公園の南端に計画されている八事天白渓線は、名城大学のグランドを横切ることや、山手植田線と鋭角で交差するなど線形上の問題があります。八事天白渓線の始点付近(特養ホーム八事苑辺り)では、騒音が今でも環境基準を超えており、道路の拡幅によって交通量が増えれば、さらなる騒音被害が心配されています。

国道153号線から西に延びる山手植田線は、「八事日赤北」の交差点で5差路になることが最大の問題。信号が増えて渋滞が増すことは必至で、警察も難色を示しています。また、道路予定地には、ヒメボタルも生息している緑豊かな樹林地があり、道路建設は自然環境の破壊をもたらします。

名古屋市が持ち出す道路建設の理由は、決まって「渋滞緩和」。しかし、わしの議員が都市消防委員会で要求した資料では、この2つの道路予定地周辺の交通量は減少しています。「渋滞緩和」という理由が成り立たなくなると、「災害時の避難路」が理由に。しかし、地震時の避難では「車での避難は控えましょう」(避難所マップ)と啓発しているのは名古屋市ではないですか。破綻した「整備理由」にいつまでもしがみつくのではなく、住民が「必要ない」といっている道路計画は、ただちに廃止すべきです。

2012年10月 9日 (火)

「減税」・河合市議絡みで市会事務局職員の残業手当が不足?

本日の市議会総務環境委員会では、市会事務局の超過勤務手当について、所管事務調査を行いました。8月支払い分までの今年度の超過勤務手当額は9816000円で、昨年度の3割増。年間では予算にたいして887万円ほどの不足額が生じる見込みだそうです。

どうして残業が激増しているのか。主な要因は、「減税」騒動。9月末までの議会運営委員会理事会の開催回数は36回、開催時間は昨年度の4.5倍の50時間44分。「そのうち河合市議関係で17回、リコール受任者名簿関係で10回」(市会事務局)というように、減税日本ナゴヤ絡みで開催回数が増えています。時間外にまで及んだ理事会は10回で、いずれも「減税」絡みです。議運理事の私も、「減税」騒動で余分な時間を費やさされています。

2012年10月 8日 (月)

佐々木憲昭衆院議員がお話しします。愛知3区演説会

 愛知3区の日本共産党が演説会を開きます。弁士は佐々木憲昭衆院議員。尖閣・竹島問題の解決の道、「即時原発ゼロ」の党の提言、消費税に頼らない経済・財政再建など、縦横に語っていただきます。石川ひさし地区委員長も、国政に挑戦する思いを訴えます。ぜひ、お出かけください。 

◆日時 10月19日(金)午後7時~8時

◆会場 緑文化小劇場(地下鉄徳重駅2番出口上)

2012年10月 7日 (日)

学区の運動会

 今日は相生学区の運動会。子どもたちと地域の人たちが、秋晴れの下で、ここちよい汗を流し、交流を深めました。今年は、私が実行委員長を務めました。 

 相生小学校は全学年1クラスで、全校児童は150人余。学区の運動会の主役は子どもたちですが、児童数が減少したため、今年は運動会のチーム数を4つに減らして行いました。近隣の学区では、運動会をやめてしまっています。相生学区でも、「運動会をやめて、他の行事に代えようか」という意見が出たときもありましたが、地域の子どもたちが楽しみにしている行事なので続けています。高齢化している地域の人たちと、地域の子どもたちがふれあうよい機会です。 

 数年前からは、医療生協にお願いして、会場で健康チェックも行っています。競技に参加しない人たちにも、お出かけいただいています。

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2012年10月 5日 (金)

小型家電のリサイクルへ 環境局で回収方法など検討中

本日の市議会総務環境委員会では、小型家電の回収について質問しました。名古屋市は昨年度と一昨年度、国が実施した「使用済小型家電からのレアメタル回収モデル事業」に協力しています。昨年度は、ホームセンターなど市内3店舗にボックスを置き、来店者にチラシでお知らせしたところ、211個の小型家電が回収できたそうです。また、来店者に聞き取り調査を行ったところ、約86%の方から「回収に協力する」と回答があったそうです。

市環境局は、不燃ごみ中の小型家電の潜在量も調査しており、「年間1600トン程度の回収が見込まれる。各戸収集の場合、抜き取りなどによる(携帯電話などの)個人情報保護の課題もある。ボックス回収の場合は、買い物のついでに出してもらえる」と答え、回収方法などを検討していることを明らかにしました。私は、小型家電リサイクル法の制定を受けて、小型家電回収を早急に実施するよう求めました。

2012年10月 4日 (木)

中部国際空港の旅客数は開業時の7割 二本目滑走路は必要なし

Tyuubukkusaikuukou 中部国際空港の昨年度の旅客数は約889万人。2005年の開業以来、減り続け、開業時の7割余まで落ち込んでいます。それでも名古屋市は、県や財界とともに国などに二本目滑走路の建設を要望しています。

本日の市議会総務環境委員会で、私は、「航空需要が落ち込んでいるもとで、二本目滑走路の建設を要望する必要があったのか」と質問。「24時間空港として運営していくために必要」などと市総務局は答えましたが、滑走路が1本しかなかった名古屋空港の当時よりもお客さんが減っているのですから、その必要はありません。巨費を投じる二本目滑走路建設に走るなら、将来に大きなツケを残すことになるでしょう。

2012年10月 3日 (水)

ごみの分別変更で、プラスチック製容器包装が可燃ごみに混入

Cimg0003_2 昨年度から資源とごみの分別区分が変更され、これまで不燃ごみだったプラスチック製品が、原則として可燃ごみになりました。

ところが、区分変更にともなって、資源とごみの分別に乱れが生じています今日の市議会総務環境委員会で、私がこのことを指摘すると、市環境局は、可燃ごみに混ざっているプラスチック製容器包装の割合が、区分変更の前後で4.4%から5.6%に増えたことを明らかにしました。同じプラスチックだから、容器包装まで「可燃でいい」と誤解している市民もいるのでしょう。市環境局も「混乱を生じさせた」と認めました。

 小型家電の分別もわかりにくいコンセントを使わない小型家電は可燃ごみ、コンセントを使う小型家電(充電式も含む)は不燃ごみ。どうしてか、わかりますか。「コンセント使用の小型家電は金属の割合が多いから」(市環境局)だそうです。私は委員会の場で、二つの電気カミソリを示しました。写真の左側は「不燃」、右側は「可燃」に分けてくれと言います。しかし、外見はまったくいっしょです。

 今年8月に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」、いわゆる小型家電リサイクル法が制定されました。小型家電は、資源として分別収集することが、ごみ減量になりますし、市民にとってもわかりやすいのではないでしょうか。

2012年10月 2日 (火)

決算審査が始まっています

 名古屋市議会は、昨日から各常任委員会で2011年度の決算審査が行われています。私が所属する総務環境委員会は、今日は、新しい委員長のもとでの総務関係の質疑の1日目。まずは、問題意識を持っている事業について、決算額や事業内容を質問しながら、資料を要求。次回の総括質疑の中で、さらに突っ込んで質疑します。

「中京都」構想を推進する「中京独立戦略本部の運営」は、800万円の予算額に対して決算額は20万円。ほとんど執行できていません。2人の本部長である河村市長と大村県知事の思惑のズレが背景にあるのか。3月30日に2回目の本部会議を開いて以降、開店休業状態です。もう止めたほうがいいと思います。

 敬老パスなど市民の福祉や暮らしを支える事業がやり玉にあげられた「事業仕分け」、その「事業仕分け」で「廃止を含む見直し」と判定された男女平等参画推進センター、リニア新幹線開業もからんだ「名古屋大都市圏戦略」の検討調査、利用が低迷しているのに2本目の滑走路を要望している中部国際空港についても、質疑や資料要求しました

2012年10月 1日 (月)

湯川総務環境委員長(減税)の不信任動議が可決 委員長辞任

 本日の市議会総務環境委員会において、湯川栄光委員長(減税日本ナゴヤ)にたいする不信任動議が提出され、可決されました。不信任に反対したのは減税ナゴヤの2人の委員だけ。私も賛成しました。

動議を提出した自民党の委員からは、「経験の浅い委員長のもとで、円滑な委員会運営がなされているとは言い難く、委員の委員長に対する信頼も損なわれている」と不信任の理由が述べられました。これにたいして湯川委員長は一身上の弁明に立ちましたが、「委員長の中立性を欠いた認識はない」と、不信任理由にはなかった「中立性」についての弁明に終始し、かみ合いませんでした。その後、再開後の委員会で湯川委員長の辞任が許可され、後任には公明党の副委員長が就任しました。

 湯川委員長の委員会運営には、私も信頼できずにきましたが、不信任への賛成を決断した理由は、「議会運営にかかる協議に関与できなくても差し支えありません」という減税ナゴヤの団長・幹事長の申し出を受けて、全会派の幹事長会では、減税ナゴヤが委員長などを辞退することなどで折り合ったにもかかわらず、湯川委員長が自ら身を引こうとしなかったからです。

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