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2012年9月 6日 (木)

鯱城学園は「抜本的に見直して継続」、松ヶ島は「一定期間後に廃止」

 今後の高齢者の生きがい施策のあり方について議論している名古屋市社会福祉審議会の分科会が、昨年度の事業仕分け対象となった事業のあり方について、中間報告をまとめました。「高年大学鯱城学園」については「名古屋市が引き続き実施することが適当だが、抜本的な見直しを継続の前提条件にすべき」、「休養温泉ホーム松ヶ島」については「一定の期間を置いた上での施設の廃止はやむをえない」というのが分科会の結論です。

鯱城学園の抜本的見直しのポイントは、①定員の拡大、②プログラムや学科の内容の再編、③社会的活動につながる仕組みづくり、④学科担任(教授)の見直し、⑤授業料や講師謝金の見直しなど運営経費の縮減、です。松ヶ島の廃止理由は、客室にトイレがないなど高齢者などにとって十分な設備ではなく、築32年経過し老朽化が進んでおり、更新には相当のコストがかかることがあげられています。

市議会が存続請願を採択している鯱城学園を継続することは当然です。松ヶ島も市民から存続を求める請願が出されており、廃止させてはなりません。なお、事業仕分けで「見直し」と判定された「敬老パス」については、これから同分科会での議論が始まります。

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