地域委員会 モデル実施しても「関心が高まらなかった」?
本日の市議会総務環境委員会では、地域委員会に関するアンケート結果が報告されました。昨年度までモデル実施した8つの地域では、「地域委員会の実施により、地域活動や住民自治に対する関心が高まったと思うか」という問いに、「(どちらかといえば)高まったと思う」が、「変わらないと思う」を下回っています。また、モデル地域以外では、「地域委員会に取り組みたいと思いますか」との問いに、「(どちらかといえば)取り組みたくない」が、「(どちらかといえば)取り組みたい」を上回りました(グラフ参照)。「住民の期待に応えるほどの効果を感じられなかった」(市総務局の分析)ような制度を続けていく必要があるのか。「新しい制度であり、実際
に取り組むには難しいと判断された」(同上)制度にこだわる必要があるのか。アンケート結果から問われていると思います。
同委員会では、23年度の地域予算事業の評価についても報告がありました。自民党の市議が、田代学区で実施された「歴史ふれあい音楽会」をやり玉にあげました。86万円使った音楽会の参加者がわずか70人。会場は日泰寺を予定していたのに直前に城山八幡宮に変更。千種区長や出演者は、神社の指導で神事に参加することが条件だった。主催者の一人は地域委員。地域委員会では内容が決まらないまま、「予算は100万円を上限で」と正副委員長に一任・・。こんな税金の使い方でいいのかと、聞いていて驚きました。市総務局も、「一任は好ましくなかった」「正していく点がある」「不適切な点があった」と認めました。
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