風害は日平均風速では意味がない――名市大病院と近隣住民が会合
名古屋市立大学病院の建て替え=高層ビル化による風害問題で、近隣の住民のみなさんと名市大の尾崎憲三副理事長との話し合いの場に同席しました。今回の会合では、住民側と市大側の双方から専門家にも出席してもらい、防風フェンス設置後の風速の測定値の評価をめぐって協議する段取りになっていました。
住民側が依頼した名工大の堀越教授は、「『日平均風速』では、風向きも変わるので、風の強さを平均しても意味がない。同時刻の風速を比較すべきだ」と指摘していました。この指摘にもとづいて住民側が測定値を分析した資料では、市大病院の近隣で、明らかに風速が強い場所があります。「風で屋根が壊れた。とても受忍できる風ではない」と住民は声を震わせます。
今日の会合では、市大側からは「都合がつかなかった」との理由で専門家の出席がありませんでした。市大側も専門家に出席を依頼して、再度、話し合いの場を持つことになりました。
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