小中学生対象の小牧基地ツアーで中村区長に抗議
中村区役所が、小中学生と保護者を対象に、航空自衛隊小牧基地の見学バスツアーを募集している問題で、日本共産党市議団は本日、中村区役所の堀場和夫区長に正式に抗議の申し入れを行いました。
このツアーは、「あんあん親子ふれあいバスツアー」(8月7日実施)。中村区役所側は、「ツアーの趣旨は防災。被災地支援の話を聞く」と言いますが、子ども会などに配布された募集チラシにはそんなことは一言も書かれていません。「基地見学では航空機をとても近くで見たり食堂で昼ごはんを食べられるよ」と書いてあり、イラクへも派遣されたC130輸送機の絵が大きくのっています。こうした広報内容については、堀場区長も「軽率だった」と言いました。
自衛隊は、戦力の不保持を定めた憲法九条に違反するとの見解もある存在です。大規模災害などの場合に、存在している自衛隊に、国民の安全のために活動してもらうことは当然ですが、自衛隊の本来任務はあくまで戦闘行為の遂行です。そのこと抜きの被災地支援の業務だけに限定した基地見学とはなりえないでしょう。区役所が、小中学生を対象に自衛隊の存在を一方的に肯定するかのような企画を行うべきではありません。
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