雨水ポンプ所の職員は暇なときに他の仕事を?――「事業仕分け」の対象に
開会が遅れた本日の市議会総務環境委員会では、冒頭に湯川栄光委員長(減税ナゴヤ)が、「私の書いた文章(「地域委員会・ノルマンディー上陸大作戦」)で、『附帯決議に反するのではないか』という指摘を受け、表現にも至らない点があり、委員会の議事運営を混乱させた」として謝罪しました。これでようやく「事業仕分け」についての調査に入ることができました。
私は、対象事業に上げられている「ポンプ所維持」について問題にしました。これがどうして仕分け対象になったのか。河村市長が、「ポンプ所の職員は、晴れている時は暇だから、そのときは他の仕事をやれないか」と言ったそうです。それが仕分け議論での「論点」にされています。昨年の内部評価での総務局の意見には、「今後も安全面の向上をはかりつつ」という文言があったのに、削られています。
ゲリラ豪雨はいつ起きるかわかりません。東海豪雨のとき、無人の野並ポンプ所が浸水し、ポンプが停止。他のポンプ所から職員が駆けつけましたが、復旧が遅れました。他の仕事をやっていては、いざ災害というときに迅速な対応がとれないでしょう。こんな安全軽視の「論点」で事業仕分けが行われたらたまりません。「論点を変えよ」という私の質問に、市総務局は「安全性は大事。論点に加えることを検討したい」と答弁しました。
私は、市民サービスの削減にお墨付きを与える「事業仕分け」には反対してきました。やるべきではないという考えです。しかし、実施されるなら、少しでも改善させたいと思っています。
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