リニアに名古屋の「まちづくり」をかけていいのか
日本共産党の岡田ゆき子議員が、リニア新幹線の開業を前提とした「まちづくり」のあり方について、本会議で質問しました。
リニア新幹線の建設には大きな問題点があります。
東海道新幹線の輸送人員はこの20年間ほとんど横ばいで、〝第二東海道新幹線〟の建設を必要とする事情はない。9兆円以上の工事費はJR東海が負担することになっているが、着工すれば工事費が膨れ上がるのが、この種の建設計画の常であり、「穴埋め」のための公的資金投入=国民負担を強いられる危険性がある。リニアの使用電力は新幹線の3倍以上というエネルギー浪費型の交通体系を導入することに道理がない。8割がトンネルで、大深度地下を走行するが、運転手は乗車せず、事故や火災、地震などの災害から安全を確保できるのか・・。
岡田議員が指摘したリニア建設計画のこうした問題点について、河村市長は「ご指摘の話も昔はありましたが」と言うだけで反論せず。それでも、「(リニア開業を)名古屋のまちづくりに生かしていく」と、リニアありきの答弁でした。岡田議員は、「リニア建設計画とまちづくりのあり方についての市民的な議論を」と求めました。
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