おんたけ休暇村――森と水のエネルギーを生かせないか
長野県王滝村にある名古屋市民おんたけ休暇村。ここで木質バイオマスなどの自然エネルギーを利活用できないか探るために、現地を訪れました。
休暇村には約50ヘクタールの森林があります。現在でもカラマツの間伐材から薪をつくり、炭を焼き、キャンプ場での炊飯などに利用されています。敷地内にある温泉「こもれびの湯」の休憩室には薪ストーブがあり、そこでも利用されています(写真上)。
もっと木質バイオマスを利活用できないか。私が目を付けたのが、セントラルロッジのボイラー。給湯用が2基、暖房用が3基あるボイラーの燃料はA重油です。これを林地残材などからつくるチップやペレットを燃料とする木質バイオマスボイラーに更新できないか。今すぐは無理でも、ボイラーを更新するとき、あるいは私は将来的には施設全体を建て替える必要があると思いますので、それに合わせて更新したらどうでしょう。地球温暖化防止に貢献できます。林業の振興や木質バイオマス燃料の生産など周辺地域の経済活性化にも貢献できるのではないでしょうか。
温泉の駐車場の片隅に、職員の手づくりの小さな水車がありました(写真下)。水量が少ないのか、残念ながら回っていませんでした。近くに谷川が流れているので、工夫すれば水量を確保できるでしょう。温泉で使用する電気の一部でも賄える小水力発電にグレードアップし、キャンプに来た名古屋の子どもたちが自然エネルギーについて学べる場にできたらいいなあ。夢がふくらむ現地調査でした。
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