お泊りデイサービス
岡田ゆき子議員(共産党)は25日の市議会本会議で、「お泊りデイサービス」についても質問しました。私は知らなかったのですが、「お泊りデイサービス」とは、デイサービスに通う高齢者が、デイサービス後に帰宅しないでそのまま施設に宿泊できるサービスです。緊急に家族介護ができないとき、慣れたデイサービスに預かってもらえるという便利さや、ショートステイの予約がなかなか取れない、特別養護老人ホームに空きがないなどの背景から、ここ数年、増加しているそうです。
「お泊りデイサービス」は、介護保険外の宿泊事業のため、市の基準がありません。宿泊者が増えるにつれて、安全面や処遇での問題が出てきました。民間団体や市が行ったアンケートでは、「夜間の職員体制は一人だけが62%、宿泊場所は静養室が多く、中には食堂も。防火設備は、最低必要な消火器や火災報知機すらないところもある」ことなどが明らかになりました。
岡田議員は「これで宿泊者の安全が守れるのか」とただし、「少なくとも施設、職員体制など安全基準を示し、事業所の登録制や情報公開を」と求めました。健康福祉局長は、「最低限の設備、運営の水準は整える必要はあるが、介護保険外なので市独自の規制は難しい。実地調査の状況をみて、今後の対応について検討したい」と答えました。
※写真は、介護保険料の減免制度のある愛知県下の29自治体
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「お泊まり」「デイサービス」ってそもそも矛盾ですね。福祉予算削るからこういうおかしなことがおこる。きゃーむら市政の失政は明らかですね(怒)
投稿: Sasha | 2012年6月27日 (水) 16時47分