「地震か!?と思ったほどの振動だった」 環状2号線の建設工事
環状2号線の工事被害で市に調査請求されたお宅を訪ねました。天白区島田が丘のSさんは、「工事中に飛んできた土砂が屋根に積もり、それが雨で樋に流れ込み、樋がゆがんでしまった。瓦がずれたり、外壁にき裂が入ったりした。雨漏りが心配なので修理したが、中日本高速(株)は補償してくれない」と言います。門柱のブロックも欠け落ちたので、修理したそうです(写真上)。
「ガレージの壁にき裂が入り、雨水が浸み出した」という島田が丘のNさん。こちらも修理してありました(写真下)が、補償の対象にはなっていません。SさんもNさんも、「工事中は『地震か!?』と思うほどの振動があった。工事騒音もひどかった。現場に苦情を言うと、そのときだけ工事が止まった」と言います。Sさん宅の前では、掘削工事の際に地下水を汲み上げていたそうです(届出対象だったのか確認する必要あり)。
現地を見て話を聞く限り、工事中の振動や地下水の汲み上げによる地盤沈下が、家屋に被害をもたらした可能性は大きいと思いました。「工事との因果関係はない」と突っぱねる中日本高速(株)の姿勢に、住民は納得していません。
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