「県の廃止」(河村市長)か、「県も名古屋市も廃止」(大村知事)か
「中京都」構想を推進する司令塔である「中京独立戦略本部」の第2回会議を傍聴しました。河村たかし名古屋市長が提唱する「尾張名古屋共和国」構想は、会議に提出された〝たたき台〟(「中京都創設に向けた基本的な考え方」)には盛り込まれていませんでした。〝たたき台〟では、行政組織体制については、「愛知県と名古屋市を合体し、強力で唯一の司令塔として、『中京都』を創設」という河村・大村共同マニフェストの表現にとどまっています。
会議の中で河村市長は、「尾張名古屋共和国が自然発生的なアプローチで、フレンドリーな感じ。道州制、すなわち県の廃止に踏み込む」と発言。河村市長の「尾張名古屋共和国」構想は、名古屋市と周辺市町村との広域連携にとどまらない行政体をめざすものですが、合併ありきではありません。これにたいして大村秀章愛知県知事は、「尾張名古屋共和国については、河村さんから具体的に聞いていない。市町村が合併し、愛知県も名古屋市も廃止して、新たなものをつくるのならわかるが…。共和国の中身を教えてほしい」と気色ばんでいました。
二人の発言を聞いていて、「中京都」の行政体をめぐる考えでは、溝が広がっているように感じました。ただし、二人に共通しているのは、県の廃止=道州制です。河村市長も大村知事も、最後のあいさつで「法律改正を求めていく」と言っていました。
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