減税日本市議団が分裂
「減税日本ナゴヤ」市議団が分裂しました。同市議団から離脱した4人と議長任期問題で同市議団を除名された中村孝太郎前議長の5人が、新会派「減税日本新政会」の結成届を議長に提出し、本日の議運理事会で認めました。分裂の背景には、「執行部の会派運営に対する不満」(「中日」)があったといいます。内輪もめ程度で分裂する減税日本は、公党の体をなしていないと思います。
「愛知民報」3月25日号は、「崩れる河村『減税日本』」と題する記者座談会を掲載しています。その一部を紹介します。
……
A 減税日本は分裂状態にある。
B 減税日本の名古屋市議団団長が受け取らないと公約した費用弁償を私用して議員辞職、県議と名古屋市議が薬事法違反の健康商品販売で書類送検、市議会議長の除名、市政運営についても市幹部は「なれ合い体質の復活」と嘆いている。
C 公党としての綱領、政策体系、組織、財政基盤がない。河村氏の政治的野望を実現するための〝私党〟という姿が露呈した。
A 昨年の名古屋市議選や愛知県議選では、自民・民主に愛想をつかした人々が河村・減税日本に改革の期待を寄せた。今、急速に離れている。
B 自民も民主もダメ、橋下・河村氏も危うい、では、だれが市民の改革志向を受けとめるのか。河村市政の危険性を告発してきたジャーナリストとして、市民と日本共産党の共同戦線に希望があると思っている。
C いま、日本共産党をふくむ悪政阻止の「一点共闘」が広がっている。他紙の記者が言っていたね。「スジ論はやっぱり共産党だ」と。
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