名古屋経済の再生と消費税増税を考えるシンポジウム
本日、日本共産党名古屋昭和・天白・緑地区委員会の主催で「名古屋経済の再生と消費税増税」を考えるシンポジウムが開かれました。私も参加し、フロアから発言しました。
パネリストの井内尚樹名城大学教授からは、「太陽光、バイオマス、森林(木質チップ、ペレット)などの『自然の恵み』を基礎にした循環型の地域経済へと産業構造を変えていくことが必要だ。たとえば、待機児童解消に向けた保育所建設も木造園舎にするなど近隣の木材を活用すれば、中川区の木材業の再生につながる。飯田市のように市民出資で太陽光パネルを園舎の屋根に設置すれば、地元の工務店に仕事が回る」など、示唆に富んだ話の一端をお聞きすることができました。
衆院比例東海ブロックの、かわえ明美さんもパネリストとして、日本共産党の「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」の内容を紹介。フロアからは、「大企業に増税といっても、法人税を下げないと、企業が海外に出ていってしまうのでは」「提言の中に、食料品を非課税にするという政策が入っていないのはどうしてか」などの質問や、「低金利対策も必要」「トヨタは輸出戻し税で2200億円余りも消費税を還付してもらっている。こんな還付金はなくすべきだ」などの提案に、ていねいに答えていました。食料品の非課税については、「日本共産党は食料品非課税をめざしているが、今回の提言は10%への増税ストップを正面にすえている」と答えていました。
パネリストの昭和・天白・瑞穂民主商工会の大村眞廣会長は、消費税を転嫁できずに身銭を切っている中小零細業者の実態を訴えていました。フロアから、「野田内閣が消費税増税法案の閣議決定を急いでいる。増税反対の運動の速度をあげよう」という発言があり、井内教授も「消費税増税にもっと怒らなアカン」。市議会も終わったので、私もがんばります。
なお、今回のシンポジウムでは、私の事務所で、携帯用の磁気ループを借りてきて会場に設置しました。補聴器を使っている難聴の方に「よく聞こえた」と喜ばれました。携帯用磁気ループの貸し出しは、名身連の聴覚言語障害者情報文化センターが行っており、料金は一般1000円、障害者団体は無料です。
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コメント
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感情で訴える消費税増税ストップではなく、
理屈で訴える消費税増税ストップには、まだまだ程遠いようですね。
こういったブログでの理屈の説明は、協力な武器になるはずですが、
所詮は、愚民煽動の共産党ですから、この辺が限界なのでしょうね。
投稿: 通りすがり | 2012年3月21日 (水) 00時39分