議長・副議長選挙 本会議場で所信表明を行って投票
名古屋市議会の中村孝太郎議長と中田千津子副議長が辞職し、議長・副議長選挙が行われました。本会議場(議員総会)で候補者が所信表明を行ってから投票するという、市民に開かれたやり方で実施されました。日本共産党は、議長にわしの恵子団長、副議長に私が立候補。わしの恵子議員は所信表明で、「議長が議会改革の先頭に立っていれば、『議長は1年交代』に、こだわるものではない」と述べました。
再開された本会議での議長選挙では、中川貴元議員(自民)が67票で当選、 わしの恵子議員は6票(共産党以外に1人入れてくれた)、無効が1票。副議長選挙では、田山宏之議員(減税)が35票で当選しましたが、無効が34票も出ました。私は5票でした。
副議長選挙にあたっての私の所信表明は以下の通りです。
私は、議長を補佐して公正公平な議会運営に努めつつ、「日本一市民に開かれた議会」「市民のために働く議会」をめざし、名古屋市議会基本条例にもとづく本市会の改革をさらに前進させてまいります。私が、議会改革推進会議などで皆様と協議しながら取り組みたいと考えている改革は、次の3点です。
第一は、市民参加の促進と情報公開を徹底することです。この間、開くことができなかった議会報告会は、定例会後には必ず開催するともに、必要に応じて市民公聴会を開催するなど、市民意見の反映に努めます。委員会室の傍聴席は7席にこだわらず、多数の傍聴者が見込まれる場合には、傍聴席を増やします。「市会だより」は紙面が充実してまいりましたが、発行回数の例月化とともに、さらなる内容の充実を図ります。
第二は、民主的な議会運営に努めることです。議会基本条例に明記された「議員平等の原則」にのっとり、本会議質問における会派別持ち時間制は廃止し、発言時間は平等にします。休日・夜間議会の開催を検討します。
第三は、議会経費について適正化と透明化を図ることです。任期中に1回の海外視察は中止します。議員が市政の重要課題の調査のために、海外に視察調査に出かける必要が生じる場合もあるでしょうが、その際には、政務調査費があるわけですから、それを視察旅費に充てればよいわけで、すべての議員が任期中に1回は海外に出かけることができるという慣例的な仕組みはやめるべきです。
最後に、私は、1年で交代することを前提とせず、改選までの3年間の任期をまっとうしたいという思いで立候補させていただきました。もちろん、副議長としての進退が問われるような重大な事態を招いた場合には、任期途中でも、いさぎよく身を引く覚悟です。
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