中村孝太郎議長の不信任決議案提出
減税日本ナゴヤを除名された中村孝太郎名古屋市会議長にたいして、不信任決議案を提出することが、今朝の議会運営委員会理事会で示されました。不信任決議案の提出者には、すべての会派の団長・幹事長が名前を連ねています。明日、緊急に本会議が開かれ、上程されます。
昨日の総務環境委員会では、中村孝太郎議長が参考人として招かれ、議会改革について質疑しました。ところが、委員の質問にたいして、質問の意味がわからないのか、わかっていてとぼけているのか、答弁は的外れの連続。私が、「議会の慣例を本当に打破しようと思うのなら、議運理事会で問題提起する機会があったのに発言せず、いきなり議長続投を宣言するやり方は、民主主義にもとるのではないか」と質問したら、「貴重なご意見として承ります」という答弁。おもわず吹き出してしまいました。自分の考えを述べられないような人が、どうして議員の理解を得ながら議会の改革を進められるのでしょう。
減税日本の則武前市議の不祥事が起こったとき、「問題ない」と発言した中村議長にたいして、議会の中から「議長やめろ」コールが起こりました。そのとき、私たち日本共産党市議団は、「議長としての見識が疑われる」と批判はしましたが、「ただちに議長の辞任に直結する問題ではない」と寛大な態度をとったのです。しかし、その後も中村議長には議会改革への努力は見られず、昨日の総務環境委員会での質疑でも、議会改革に関する具体的な説明はありませんでした。議長としてふさわしくない人が、いくら「慣例打破」と言い張っても、議長職にしがみつきたいだけとしか映りません。
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