保育所への営利企業の参入に反対する請願が不採択に
市議会教育子ども委員会で、天白区保育団体連絡協議会(天保連)など保育関係の市民団体から提出された請願の審査が行われ、「保育所に営利企業を参入させない」との請願項目は、賛成は日本共産党委員だけで不採択になりました。
天保連からの請願については、「公立保育園の廃止・民営化をやめること」「待機児童の解消は認可保育園の増設で対応すること」「保育所で病後児デイケア事業を実施できるようにすること」「自園の正規職員がつくる給食を守ること」も不採択になりました。「天白区内で休日保育事業を実施できるよう条件整備をすること」など他の請願項目は、保留(継続審査)になりました。
同委員会では、日本共産党の岡田ゆき子委員が請願の採択を求めてがんばりました。岡田委員以外は、愛知県保育団体連絡協議会が請願した「子ども・子育て新システムに反対すること」を求める項目も不採択にしてしまいました。名古屋市議会は昨年の11月定例会で、「子ども・子育て新システムに関する意見書」を全会一致で採択しています。その意見書では、「新システムの導入は……福祉としての保育制度が維持されない」などの懸念を表明し、「利用者に不利益を及ぼすことのないよう慎重であること」を国に求めています。それなのに、新システムの導入に反対する請願に、安易に反対する他の委員の態度は理解できません。
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