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2012年1月

2012年1月31日 (火)

文化小劇場 磁気ループのPRを徹底します

 本日の市議会公社対策特別委員会では、名古屋市文化振興事業団が、文化小劇場などに設置されている磁気ループなどの集団補聴装置について、市民への周知を徹底することを表明しました。

 市内の文化小劇場13施設のうち11施設には難聴者のための磁気ループが設置されていますが、開館以来一度も使用されず、市民への周知もされていない施設が少なくありません。同特別委員会で私は、「昨年1215日付けの市健康福祉局障害企画課長名の通知で、磁気ループの設置と活用を促している。どのように市民に周知するのか」と質問。文化振興事業団の文化振興部長は「施設の音響備品リストに掲載するとともに、主催者との打ち合わせの際に口頭でお伝えする。『耳マーク』などの館内掲示で来場者にもお知らせしたい」と答弁しました。

使われないで埃をかぶっていた装置が、日の目を見る道を開いたと思います。難聴のみなさん、文化小劇場をご利用の際には、Tモード対応の補聴器を持参し、「磁気ループを使わせてください」と係員に申し出ましょう。中村区と南区の文化小劇場には設置されていませんので、設置するよう求めましょう。

2012年1月30日 (月)

「福祉の構造改革」の受け皿にしてはならない 地域委員会制度の骨子案を議論

 本日の市議会総務環境委員会では、「地域委員会制度の骨子案」について、110日に引き続いて議論しました。

骨子案は、これまで実施されたモデル実施内容から大きく変更された点があります。そのうち、地域委員会の役割に地域課題の洗い出しと絞り込みが追加されたことや、人口規模に応じた地域予算の限度額を200万円、300万円、400万円に低額化すること、地域予算案の対象から「市が定めた基準を超えるもの」は除外されることなどは、現実的な対応だと考えます。同委員会では、投票で選ぶ公募委員などの年齢要件を、地域の選択により、満16歳以上に拡大できるとしたことに疑問が集中しました。

 私は、地域委員会にたいする市の支援のなかに、「寄付」の協力に関する広報が入っている点をとりあげました。河村市長は、「市民市役所」論を唱え、地域委員会を「市民市役所」になぞらえてきました。「市民市役所」論とは、「減税で市民のみなさんに返したお金の一部が寄付に回り、市民自身でやるあたたかい福祉対策が実現する」(「中日」111222日の市長インタビュー)というものです。質疑の中で市総務局は、「地域委員会は寄付の受け皿にはならない」「市役所としてやるべきこと(福祉など)がある」と答えました。

骨子案は、地域委員会を「福祉の構造改革」を進める受け皿にしようする河村市長のねらいとは、かけ離れた内容になっていると思います。

 市総務局は、今回の骨子案にもとづく「新たなモデル実施」を各区2か所で実施する予算を確保したいとしています。

2012年1月29日 (日)

中・高生も消費税増税反対 宣伝キャラバン

20120129  今日は、共産党愛知県委員会が元旦からとりくんでいる全県キャラバン宣伝が天白区に入りました。午前中は衆院愛知3区の予定候補者に決まった石川ひさし地区委員長が弁士を務め、午後は私が5か所で街頭演説を行いました。

 市営高坂荘の公園前では、寒風が吹く中、団地から出てきたり、足を止めたりして、演説を聞いてくれる人がいました。公園で遊んでいた中・高生たちも寄ってきて、「消費税増税は反対だ。共産党、がんばれ」と激励してくれました。

平針南後援会が「ぜんざい会」 ミニ歌声喫茶も

Photo  今日、平針南学区の日本共産党後援会が「ぜんざい会」を開きました。参院愛知選挙区予定候補のもとむら伸子さんと私があいさつし、ぜんざいやおでんなどを食べながら懇談しました。

 懇談の中では、「共産党の名前を変えたらどうか」というご意見もいただきましたが、「政党が名前を変えるのは間違ったことをしたとき。イタリア共産党や日本社会党が名前を変えたときは、軍事同盟反対から賛成に路線転換した。イタリア共産党は今では民主党という名前で、日本の民主党と変わらない党になっているが、ソ連共産党に追随していたから変節してしまった。日本の共産党は、ソ連共産党の覇権主義と正面からたたかってきた自主独立の党だ。党名には資本主義をのりこえた未来社会(社会主義・共産主義)を展望する理想が込められている」などと語り合い、「名前を変えないのがよくわかった」となりました。

 「ぜんざい会」ではミニうたごえ喫茶もありました。懐かしい曲をみんなで歌い、「高原列車は行く」の敬老パスを守る替え歌などで盛り上がりました。

2012年1月28日 (土)

大坪地域で「くらしと市政を語る集い」

20120128  大坪学区の個人宅で今夜、「くらしと市政を語る集い」が開かれました。車座になって、私が消費税10%増税の問題点や共産党の財源提案、敬老パス見直しなど名古屋市政の動きなどを話し、ざっくばらんに語り合いました。

 参加した人からは、「敬老パスを使って出かければ、お金も落とすので経済活性化に役立っていると、近所の喫茶店でお年寄りの方が話していた。なくさないでほしい」「女性会館は、私自身が学んだ場所。存続させたいので署名を集めている」など、名古屋市の「事業仕分け」判定に疑問の声が出されました。話は、大坪学区のコミセンの利用問題から、衆院選挙をめぐる「新党」の動向まで及びました。

2012年1月27日 (金)

UR住宅(公団住宅)の民営化に異議あり

Photo_2  野田内閣は、UR(都市再生機構)賃貸住宅を「全額政府出資の特殊会社化」しようとしています。公団住宅「民営化」の第一歩であり、許せません。

 昨年秋、私が会長を務めている相生山団地自治会は、「団地の生活と住まいアンケート」を実施し、総戸数の53%の世帯から回答を得ました。その中では、「公団住宅に住んでいて不安に思うこと」という問いにたいして、「家賃値上げや高家賃」が56%、「団地再生・再編による移転の不安」が51%、「民営化されて公共住宅でなくなること」が49%と、家賃値上げや団地再生(一部建て替え)、そして民営化に多くの方が不安を抱いていることがわかりました。

 UR住宅の居住者は高齢化・低所得化しています。相生山団地でも、世帯主が65歳以上の世帯が50%、年収251万円未満の世帯が47%にのぼっています(前述のアンケート結果)。民営化され、さらなる家賃値上げや、住宅が売却対象になれば、居住者が追い出されてしまいかねません。

 

 居住者の不安や実態を省みず、どうして民主党政権がUR住宅民営化の方向を打ち出したのか。消費税増税の露払いのために、「行政改革」に取り組んでいるという姿を見せたいからではないか。しかし、UR賃貸住宅は赤字ではありません。2010年度は276億円、それまでの6年間では合計2920億円の黒字経営です。UR賃貸住宅を民営化する理由はまったくありません。

 全国の公団住宅自治会は昨年の秋、約23万名分の署名を集め、居住者総決起集会を開くなど(127日。写真は全国自治協のHPより)、「公団住宅の売却・削減、民営化に反対。公共住宅として守ろう」と、運動を強めています。

2012年1月26日 (木)

磁気ループ 私の質問で市が動いた

私は、昨年の11月市議会において、難聴者のための集団補聴装置である磁気ループの設置促進について質問しました。その後、名古屋市健康福祉局は障害企画課長名で各局の企画調整担当課長あてに依頼文を送付していたことがわかりました。

Photo  その文書では、「平成2311月市会において、磁気ループについて劇場等だけでなく広く様々な施設・会議室等にも設置するとともに、既設の施設における同装置のPRに関する質問があり、その推進について答弁した」として、「本市の公共的建築物(新設・既設を問わず)にあっては、集団補聴装置(可搬式を含む)の設置についてご検討いただきますよう貴所管内の施設管理者への周知」が依頼されています。

 また、「既に集団補聴装置を設置している施設に対しては、施設を利用される行事等の主催者にその利用を勧奨いただくとともに、来場者に対しましても『耳マーク』を活用した提示など、同装置の広報に努め」るよう依頼されています。

名古屋市内では、たとえば文化小劇場では、中村区と南区以外は磁気ループが設置されていますので、こうした施設での活用を促進していく必要があります。未設置の施設については、会議室なら可搬式(右の写真)でも十分ですので、備え付けるよう求めていきたいと思います。

2012年1月25日 (水)

環境アセスメントに事前の「配慮書制度」導入へ

 本日の市議会総務環境委員会では、名古屋市環境審議会環境影響評価部会の「中間とりまとめ」の報告があり、環境影響評価制度のあり方について議論しました。

 「中間とりまとめ」では、国の法改正を受けて、事業計画の立案段階に配慮書を作成し、市長や市民の意見を求める配慮書制度を導入する、配慮書では複数案を検討するとしています。私は同委員会で、「複数案の検討を義務付けるべきであり、ゼロ・オプション(事業を実施しない案)も選択肢の一つにすべきだ」と求めました。市環境局は、「ゼロ・オプションも選択肢の一つになる」と答えました。

 今回の法改正では、政策や上位計画を対象とする戦略的環境アセスメント(SEA)の本格的な導入は見送られました。市が導入しようとしている配慮書制度でも、政策や上位計画は対象とされていません。私は、「COP10が開かれた名古屋市で、緑地などを保全し、生物多様性を維持し改善していくためには、環境への影響を回避できる段階、事業の実施を必ずしも前提としていない立案段階で、住民や専門家の意見を聞いて最終決定に反映させていく手続きが必要だ。SEAの導入についてどのように考えているのか」と質問。市環境局は、「導入について研究していく」と答えるにとどまりました。

「中間とりまとめ」では、環境影響評価の技術指針の見直しにも言及されています。名古屋市立大学病院の改築工事の環境アセスメントでは、ビル風による風害が問題になりました。住民の方々が、昭和区の地域環境審議会に調査審議申立書を提出し、「高層建築物のアセスメントにおける風のモデルを作成し、風に関する環境影響評価方法を新たに確立すること」を求めています。私は、「市大病院改築工事のアセスにおける風害の評価手法についても検証し、風害の評価にたいする技術指針を見直すべきだ」と求めました。市環境局は、「風害の技術指針についても見直しを行っていきたい」と答弁しました。

2012年1月24日 (火)

「トワイライトルーム事業は中止して」 学童保育天白区連協が区役所と懇談会

 今夜、天白区学童保育連絡協議会と天白区役所との懇談会が行われ、私も市会議員として出席しました。

 懇談会では学童保育の父母や指導員さんから、「助成金の緩和措置の2分の1への減額は、パブリックコメントに寄せられた市民意見に逆行している」、「借家の保育所で、父母が床の張り替えや雨漏りの修繕をやっている。修繕費用を市が出してほしい」、「プレハブの保育所で13年経ち、扉のサッシがゆがみ、レールが削られ、子どもが開け閉めしていたら扉がはずれて、ガラスが割れる事故があった。建て替えが延期されて困っている」などと切実な実態や要望が語られました。

 また、全児童を対象とした教育的事業(トワイライトスクール)と留守家庭児童を対象とした福祉事業(学童保育)を一体化する「トワイライトルーム事業」が創設されようとしていることにたいして、「保育料が安いトワイライトルームに学童保育は太刀打ちできない。学童保育がつぶれれば、経験豊かな指導員の活躍の場がなくなる。学童保育の助成金を増やして、保育料を下げてほしい」など、トワイライトルーム事業の中止を求める声が相次ぎました。

 日本共産党市議団は1月20日、河村市長にたいして来年度予算編成にあたっての重点要望を行いましたが、その中では、「学童保育の助成金の緩和措置は、昨年同様、満額支給すること」、トワイライトルームについては、「モデル事業の検証が不十分なまま実施しないこと」を求めています。

後期高齢者医療保険料 平均4400円余の値上げ提案へ

 愛知県後期高齢者医療広域連合は、2012年度・2013年度の保険料について、一人あたり平均で年額4439円、5.86%の値上げを予定していることがわかりました。保険料の所得割率を7.85%から8.55%に引き上げ、均等割額を41,844円から43,510円に引き上げるとともに、賦課限度額を50万円から55万円に引き上げるというものです。

 介護保険料も、名古屋市では基準額で13,000円から16,000万円程度の値上げが計画されています。年金の受給額は減らされる一方で、後期高齢者医療保険料も介護保険料も大幅値上げでたいへんな負担増。75歳以上の高齢者にたいする冷酷な仕打ちです。

 この保険料改定は、2月9日に開かれる後期高齢者医療広域連合議会で審議されます。愛知県社会保障推進協議会と年金者組合愛知県本部からは「保険料を引き上げるな」という請願が提出されました。私は、広域連合議会で保険料値上げの問題を厳しく追及するつもりです。

2012年1月23日 (月)

名古屋難聴者・中途失聴者支援協会と懇談

Photo  今夜、名身連の聴言センターで、名古屋難聴者・中途失聴者支援協会(名難聴)と懇談しました。日本共産党名古屋市議団が名難聴と懇談したのは初めて。昨年、私は磁気ループについて本会議で質問しましたが、その準備で聴言センターを訪れた際に、「聴覚障害者の生の声を聞いてほしい」と依頼され、今回の懇談となりました。

 会議室には磁気ループが置かれ、手話通訳者と要約筆記者がついての懇談。名難聴の役員から、「新しい施設に磁気ループを設置する際には、難聴者の声を反映させてほしい」「要約筆記の派遣対象を買い物や子どもの学習塾の説明会など、広げてほしい」「災害時の難聴者への情報伝達の改善を」など、たくさんの要望をいただきました。しっかり受け止めて、研究し、私たちからも市にも要望していきたいと思います。

 

鯱城学園の存続請願が採択 敬老パスの存続請願は保留

 本日の名古屋市議会財政福祉委員会で、「事業仕分け」で廃止や見直しと判定された高年大学鯱城学園や敬老パスなどの存続を求める請願の審査が行われました。

市健康福祉局は「敬老パスや鯱城学園などについては、今後、社会福祉審議会で議論していく」と説明。鯱城学園の存続請願については、自民・公明・民主・共産の委員は採択を求め、減税日本の委員は採択と保留(継続審査)に意見がわかれ、賛成多数で採択されました。

その他の請願については、質問したのは日本共産党の山口清明委員のみで、すべての請願の採択を求めて奮闘しました。

 請願の審査結果は、以下のとおりです。

■高年大学鯱城学園の存続を求める請願⇒採択

■敬老パスの現行制度を守り、充実させることを求める請願⇒保留

■敬老パスを65歳から無料にして存続することを求める請願⇒不採択

■ファーブル号(走る昆虫教室)の存続と拡充を求める請願⇒保留

■休養温泉ホーム松ヶ島を存続し、充実させることを求める請願⇒保留

 同委員会では、国保料の引き下げなどを求める次の請願と陳情も審査され、山口委員は採択を求めました。審査結果は以下のとおりです。

■国民健康保険と高齢者医療の改善を求める請願

 ①国保料の大幅引き下げ⇒不採択  ②国保料の減免制度の拡充⇒不採択  ③国保の資格証明書・短期保険証の発行中止⇒不採択  ④介護保険料の大幅引き下げ⇒不採択  ⑤介護保険料・利用料の減免制度の新設⇒保留  ⑥要支援者の介護サービスの維持⇒保留

■視覚障害者の情報環境の改善を求める陳情⇒聞き置く

金山総合駅前でもとむら伸子さんと宣伝

Dscf1379  今朝、金山総合駅前でもとむら伸子さんたちと宣伝しました。日本共産党愛知県委員会は毎週月曜日の朝、この場所で定例宣伝。共産党の5人の名古屋市会議員も交代で参加しています。「消費税大増税やめよ」と訴えました。

 国政進出を狙う河村「減税日本」。「増税」対「減税」と言っていますが、河村「減税」も、大企業・富裕層優遇という点では、民主党政権の大企業・大資産家減税と同じです。違いは、大企業や富裕層への減税バラマキのツケを、増税で庶民に押し付けるのか、福祉の切り捨てで庶民に押し付けるのかです。庶民犠牲では、民主党政権も河村「減税日本」も同じです。

2012年1月22日 (日)

消費税増税ストップ、原発ゼロの日本をー署名宣伝行動

Photo  ピアゴ植田店前で、日本共産党天白区後援会、同業者後援会のみなさんといっしょに、消費税増税ストップと原発ゼロをめざす署名宣伝行動を行いました。

 私や鳥居達生後援会長、杉浦健治副会長、牧田充生業者後援会長、石川寿地区委員長が訴えました。「消費税が10%に上がったらやっていけない」など、買い物客が足を止めて署名してくれました。

 天白区後援会では原発ゼロ署名行動を毎月1回行い、毎週1回夕方の駅頭宣伝署名にもとりくんでいます。

2012年1月21日 (土)

「市民のつどい」に願い大集合

Photo  昨夜、「くらしと福祉の充実、民主主義の名古屋を 1.20市民のつどい」が開かれ、700人の市民が集いました。

 リレートークでは、「名古屋に住んでいる障がい者が笑顔になる名古屋をつくってほしい」と訴える障がい者団体のみなさん、「男女平等の社会づくりと女性の自立のために、女性会館はなくさないで」と語る幼児を抱えた新日本婦人の会のお母さん、「河村市長が進める賃貸型保育所は10年限定。10年後には保育所がなくなる」と告発する「保育をよくするネットワークなごや」のみなさん、「住宅リフォーム助成は経済波及効果が10倍から15倍。県下でも2市2町で始まっている。名古屋でも実施を」と求める民商のみなさんなど、切実な願いが語られました。「黄門様」に「市長」「知事」も登場した年金者組合のみなさんの「名古屋市政を斬る」寸劇が会場をわかせました。

 日本共産党市議団のわしの団長が、「河村市政を問う」と題して、ミニ講演を行いました。

2012年1月20日 (金)

河村市長に来年度予算で重点要望

Photo_3  日本共産党名古屋市議団は本日、河村市長にたいして、来年度予算編成の市長査定にあたっての重点要望を行いました。

 来年度予算は、市民税5%減税の実施による税収減のもとで、福祉や暮らしの予算に切り込んだ編成作業が進められています。一方、民主党野田政権は、消費税増税と社会保障改悪という「一体改悪」で、国民の暮らしを破壊しようとしています。こんなときだからこそ、「金持ち減税」よりも、「福祉と防災のまちづくり」を優先する予算編成が求められています。

 重点要望では、こうした立場から次の事項を予算に反映させるよう求めました。

■保育所への企業参入を認めず、公立保育園の新設などによって待機児童を解消する。

■介護保険料の3割値上げをやめる。低所得者への減免制度を創設する。

■敬老パスを現行のまま継続する。女性会館・高年大学鯱城学園・野外学習センター・休養温泉ホーム松ヶ島・ファーブル号を存続させる。

■児童相談所への経験を積んだ職員の配置などで児童虐待対応を強化する。

■守山市民病院の直営を堅持する。

■国保料を引き下げる。

■住宅リフォーム助成制度を創設し、耐震改修助成などとの併用で、安全な住宅確保と中小業者の仕事起こしを進める。

■小・中・高の市立学校にクーラーを設置する。

■留守家庭児童育成会運営助成金の緩和措置は、満額支給する。

■住宅用太陽光発電助成を抜本的に拡充する。

■名古屋城天守閣の木造再建の調査費は計上しない。

天白区に特別養護老人ホームが増設

 特別養護老人ホーム「アメニティ天白」の竣工式に参加しました。場所は天白中学校の北側(土原2丁目122)の、緑に包まれた丘の上。すでに隣地に有料老人ホームを開設している社会福祉法人旭会が運営します。定員100名で、全室個室(下の写真)。少人数でグループを作り、家庭的な生活を営む「ユニットケア」が採用されています。利用料は、要介護度や所得に応じて約6万円~15万円だそうです。

 名古屋市内の特養老人ホームの待機者数は6228人(昨年4月1日現在)。増え続けています。天白区では、来年度の市予算でも、小規模な特養老人ホーム(平針住宅内に)の整備費が盛り込まれる予定ですが、もっともっと増やす必要があります。Photo Photo_2

2012年1月19日 (木)

議会改革推進会議 まずは議会報告会の結論を今年度中に

 本日、名古屋市議会の議会改革推進会議の第1回会議が開かれました。推進会議には、各会派1名の委員で構成される小委員会が設置されました。第1小委員会は「議会報告会の実施」「海外視察のあり方」「議会基本条例の課題」について、第2小委員会は「議員報酬」「議員定数」について、それぞれ検討を行い、考え方を整理し、推進会議に報告。推進会議は、小委員会で整理した考え方についての報告を受け、協議を行い、結論を出すことになります。私は第2委員会に所属します。

 協議事項のうち、まずは「議会報告会の実施」について、今年度中に推進会議で結論を得ることをめざします。

日本共産党議員の誇りと喜び

Photo  昨日、愛知県の日本共産党地方議員会議が開かれた。そこでは、「日本共産党議員の誇りと喜び」と題するシンポジウムもあった。名古屋市議団団長の、わしの恵子議員など5人の地方議員がパネラーとなり、それぞれの活動や思いが語られ、私自身の活動や姿勢を振り返る機会となった。

 「日本共産党議員の誇りと喜び」とは何か。改めて問われると、返答につまる。誇りや喜びを感じるときもあれば、苦労や落胆するときも多い。はっきり言えることは、国民の苦難軽減を立党の精神とし、社会変革の旗印(綱領)を持つ日本共産党の議員でよかったということだ。確固とした展望をさし示すことができる党の議員だからこそ、苦労も喜びとなり、「市民が主人公」の立場で誇りをもって活動することができると思っている。

2012年1月18日 (水)

小学校の統廃合問題

 名古屋市教育委員会は、「小規模校対策に関する基本方針」と「実施計画」を定め、小学校の統廃合計画を進めている。私の学区の小学校、相生小学校も、隣接する高坂小学校と統合する計画がある。

 昨夜、相生学区の各種地域団体の長を対象に、市教育委員会から小規模校対策についての初めての説明会があった。私も自治会長として参加したが、地域団体の長からは、疑問や批判が相次いだ。

 私は、岐阜県の山村の出身だ。小学校は6年間1クラス、中学校も3年間1クラス。ケンカをしても、すぐに仲直り。勉強が遅れがちな子には、進んでいる子が教えあう。上級生と下級生がいっしょに遊ぶ中で、教えあったり、教わったりした。地域の人たちも、「幸彦(父の名前)さとこの、一登君」と、子どもたちを大切にしてくれた。こんな環境で育ったから、「学校は小さな規模がいい」というのが、私の実感だ。

 「クラス替えができない」ことが問題だという教育委員会の考えは、教育学的な根拠がない俗論である。私が卒業した小学校は、その後、隣接する小学校と統合したが、それでもクラス替えができない単学級だった。クラス替えができるか、できないかは、教育上の問題点では決してない。

 子どもは、家庭と学校、地域で育つ。地域は子どもが育つ基盤だと思う。私の地域でも、相生小学校を卒業した青少年たちが、相生太鼓指導者会のメンバーとして、子どもたちに学区の盆踊り大会の太鼓を教えてくれている。小学校区・地域で育てられた子どもたちは、地域への愛着を深め、地域づくりの担い手に成長するのだ。地域から学校がなくなれば、子どもが育つ基盤が崩れるだろう。

 学校の統廃合ではなく、小規模校のよさを生かした教育が求められている。

2012年1月17日 (火)

「高原列車は行く」の替え歌で敬老パスを守ろう

 名古屋の敬老パスを守ろうと、「高原列車は行く」の替え歌をつくった人たちがいる。中村区の年金者組合の人たちだ。3月に開かれる愛知県年金者組合の芸能祭で演じる「歌劇 敬老パス」の中で歌うという。

 「高原列車は行く」は、1954年に岡本敦郎が歌ってヒットした曲だ。私が生まれる前の曲だが、懐メロで聞いたことがある。この替え歌の歌詞の1番だけ紹介する。

電車の窓から     ハンカチ振れば

みんなの笑顔が    重なりこだまする

買い物しましょうか   ダンスにいこか

市バスに地下鉄    はるばると

ランラララーン       ラララララーン

敬老パスは       名古屋の誇り

 昨夜、日本共産党の名古屋市交通後援会の「新春のつどい」でこの替え歌が披露された。大ヒットして、敬老パスが現行どおり存続することを願っている。

2012年1月16日 (月)

交流を深めた「新春のつどい」

Photo  15日に日本共産党後援会が「新春のつどい」を開きました。第1部を天白生涯学習センター、第2部を天白公園で行いました。多くの方に参加していただきました。

第1部では無駄なダム建設を許さない、震災、原発で日本共産党の主張を伝えているもとむら伸子さんと一緒に参加しました。みなさんに敬老パス、高年大学鯱城学園など市政のことをお話しました。第2部は参加したみなさんと豚汁など温かい料理を食しながら和太鼓を聞いたり、会話をしました。杵を持ってお餅つきもやって、その餅をあんこ、きな粉、大根で、みなさんといただきました。

2012年1月15日 (日)

どんど焼き

Photo_2  私が会長をやっている相生山団地の自治会で、小正月の今日、どんど焼きを行いました。自治会の新年恒例の行事です。子どもたちは書初めを、大人の人たちは正月の松飾りや注連縄(しめなわ)を持ち寄ります。今年の干支の辰年生まれの高齢者の方と子どもたちが点火すると、折からの強風にあおられて、勢いよく燃え上がりました。大なべで芋煮もつくってふるまいました。無病息災、健康で元気に1年が過ごせますように祈って。

2012年1月14日 (土)

「鯱城学園をなくさないで」 天白こじょう会と懇談

昨日、高年大学鯱城学園の卒業生でつくる「天白こじょう会」に、天白区選出の市会議員が招かれ(3人参加)、40人ほどの会員のみなさんと懇談しました。

会員からは、「ボランティア活動は老人会などに任せればいいという意見がある。私も老人会の役員をやっているが、老人会では長続きしない。鯱城学園の園芸学科の卒業生で『園芸緑友会』をつくり、鶴舞公園で花苗の植え替えや草取りをしたり、御岳休暇村で植樹や剪定などのボランティア活動をしたりしている」、「環境学科の卒業生で『鯱城 堀川と生活を考える会』をつくり、堀川の水質調査などを行い、名古屋市にも調査結果を提供している」など、高齢者のみなさんが学園で学んだことを活かしたボランティア活動にとりくんでいることが紹介されました。私もはじめて聞く話もあり、こうした活動が市民のみなさんに知られていないことも、「事業仕分け」で「廃止」と判定された背景にあったと思います。

鯱城学園を存続させるために、「学園側も卒業生のボランティア活動の状況を把握し、PRしてほしい」、「卒業後に地域活動に参加することを義務づけたらどうか。学校の中でもボランティア体験をやる必要がある」、「運営費の見直しは避けられないのでは」などの意見も出されました。私は、「日本共産党は鯱城学園の存続のためにがんばる」と言いました。

市議会には鯱城学園の存続を求める請願が提出され、全会派の議員が紹介議員になっています。今月23日の財政福祉委員会で、敬老パス存続などの請願とともに審査されます。

2012年1月13日 (金)

被災小学生の「書」に込めた心の声

 名古屋市役所で今月11日から27日まで陸前高田市復興支援活動展示会が開かれています。この展示会では、名古屋市が陸前高田市に市職員を派遣して「丸ごと支援」している写真展示(右)などとともに、陸前高田市立米崎小学校の児童の「書」も展示されています(左)。津波被害に負けないで、未来に向かって生きようとしている子どもたちの心の叫びが伝わる「書」に感動しました。

Photo Photo_2

議会改革推進会議がスタートします

 名古屋市議会基本条例にもとづく議会改革を推進することを目的にした議会改革推進会議の第1回会議が、1月19日に開かれます。

議会改革推進会議は、各会派2名の議員によって構成。日本共産党からは私と山口清明議員です。本日の準備会では、同会議の協議事項について、「議会報告会の実施」「議員報酬」「議員定数」「海外視察のあり方」「議会基本条例の課題」とすることが確認されました。日本共産党の要求で、任期中1回の議員の海外視察(私たちは廃止を提案)も協議事項に入りましたが、他会派からは暫定的に半減・800万円に引き下げている議員報酬の引き上げや議員定数の削減を求める意見も出されるでしょう。私は、議員報酬は半減を継続し、議員定数は民意を反映するうえでは現行の定数が最小限だと考えています。

同会議には小委員会を設置し、まずは議会報告会の実施について早急に結論を得る方向で検討が進められます。

2012年1月12日 (木)

2012年度名古屋市予算の財政局案

 本日、2012年度名古屋市予算の財政局案が公表されました。歳入は1兆255億円、歳出は1兆237億円、差し引き18億円が今後の市長査定に委ねられます。市民税5%減税の実施による税収減は78億円。財政調整基金を94億円取り崩して、その穴を埋めています。

各局から要求された政策的な判断が必要な事業(一般財源で総額285億円)の多くは、現段階では「未計上」とされています。追加要求された地域委員会の32か所での試行実施の予算も市長査定に委ねられました。「事業仕分け」=外部評価の対象となった事業の取り扱いも、市長査定に先送りされました。

一方で、民間保育所への給食費補給金(国の基準に上乗せしている牛乳・おやつ補給金)の廃止、学童保育所への助成を国基準並みにした際の緩和措置の減額、スポーツ施設への利用料金制度の導入などが盛り込まれ、市民サービスの低下が懸念されます。介護保険料は、基準額が月額4149円から5300円~5500円程度へと約3割の大幅値上げ。市外居住者の火葬料の値上げ、市立幼稚園の預かり保育の有料化などの負担増も盛り込まれています。

市長査定に向けて、市民要求の予算への反映と市民サービスの引き下げの撤回を求めていきます。

2012年1月11日 (水)

保育を儲けの対象にしてよいのか 名古屋市が企業参入方針

 名古屋市は、保育所への営利企業の参入を認める方針を、明日の市議会教育子ども委員会で示します。対象は賃貸物件を活用した保育所整備。社会福祉法人などからの応募がなかった場合に株式会社を認可するとしています。

 「待機児童の解消に向けてスピード感ある対策を行う」というのが、その理由ですが、それならどうして公立保育園を次々と廃園・民営化するのでしょう。どうして公立の保育所を増やそうとしないのでしょう。企業任せは市の責任放棄です。

保育所への営利企業の参入には、保育関係者が「利益を追求するため保育サービスが低下する」と強く反対しています。

天白区の保育団体連絡協議会が昨年秋に行った天白区役所との懇談で、あるお母さんが、「私の子どもは卵、牛乳、小麦アレルギーで、小麦は醤油にもお菓子にも入っていて食べられない。保育園では、この子のためにアレルギー除去食を作ってくれるので本当に助かっている」と話していました。利益を追求しない公立や社会福祉法人の保育所では、一人ひとりの子どもたちの発達に寄り添った保育が行われているのです。保育を企業の儲け仕事にしてはならないと思います。

2012年1月10日 (火)

地域委員会制度の骨子案

 本日の名古屋市議会総務環境委員会では、地域委員会制度の骨子案が示された。骨子案では、地域委員会制度について、「地域の住民の中から投票によって選ばれた地域委員会委員が、住民参加のもとで話し合い、住民間の合意形成を図りながら、地域において解決すべき課題とその解決策を検討し、そのために必要となる市予算(税金)の一部の使い途を提案する新しい住民自治の仕組み」と定義されている。骨子案の主な内容について、私のコメント(⇒)も含めて紹介する。

■地域委員

  投票によって選出する「公募委員」と学区連絡協議会が推薦する「推薦委員」で構成。任期は3年。投票の仕方は「郵送投票」または「投票所設置」。地域委員および投票資格者は「満16歳以上」または「満18歳以上」。

■地域委員会が行う課題解決策の検討

  住民アンケートや各種地域団体などへのヒヤリングによって地域課題を洗い出し、会議では住民参加・公開のもと議論し、地域課題を絞り込む。絞り込んだ地域課題について、住民の意見を聴き取りながら解決策を検討する。

  ⇒私はこうしたプロセスを充実させることが、地域の自治力を高めるうえで大切だと考える。

■地域予算案の提案

  地域予算の限度額は、人口に応じて200万円、300万円、400万円⇒モデル実施のときの3分の1程度に減らされたが、当然だ。

 地域予算案の対象からは、「市が定めた基準を超えるもの」も除外する。たとえば、防災備蓄品の拡充など⇒特定の地域だけが市の基準を超えれば地域間格差が生じるので、妥当な措置だ。

 学区連絡協議会に支給されている「安心・安全で快適なまちづくり補助金」(1学区60万円)など既存の補助金と地域予算による補助金は、同じ事業を行う場合には学区連協などが重複して受けることはできなくなる。

■地域委員会の設置

  手上げ方式で申請。30人以上の住民が発起人となり、学区連協との協議を経たうえで市に申請し、地域委員会設置準備会を設置する。準備会のもとに投票運営委員会を設置して、委員の選任投票を実施する。

 市総務局は、この骨子案にもとづいて、来年度から各区2か所を目安に試行実施する方針を示した。これに委員会が紛糾し、当局側は「今後の想定スケジュール」については取り下げた。私は、「現状では、地域委員会制度そのものへの市民の合意が得られておらず、制度の内容だけでなく住民自治のあり方も含めた市民的な議論をすすめることが必要な段階だ」と指摘しておいた。

 本日の委員会は、骨子案の内容については実質的な審議に入れないまま散会した。住民自治の新しい仕組みづくりというは、長い期間をかけて、じっくり検討していくべきものだと思う。

2012年1月 9日 (月)

成人式で新成人たちと

Dscf1311  今日は成人の日。新成人のみなさん、おめでとうございます。

 私は、久方中学校区の成人式で、自治会長として式典のお手伝いをしました。「この子も、もう立派な大人か」。地域の活動で知り合った子どもたちも成人となり、見違えてしまいました。笑顔がキラキラ輝いていました。

新成人のみなさんは、東日本大震災と福島原発事故を目のあたりにし、日々のくらしや将来にさまざまな思いをめぐらせてきたでしょう。そんな新成人に、日本共産党は天白区内9か所の成人式会場で新成人向けのリーフを配布しました。希望ある日本をいっしょにつくっていきたいものです。

2012年1月 8日 (日)

民商の餅つき大会

Photo_2  昭天瑞民商の餅つき大会に顔を出し、私も餅をつかせてもらいました。中小業者のみなさんは、景気の落ち込みで商売がたいへん。消費税の増税は、身銭を切っている中小業者の営業を破壊します。消費税増税は許さない、高すぎる国保料の引き下げを、政治の流れを変えよう――新年の決意にあふれた餅つき大会でした。

2012年1月 7日 (土)

河村市長の地域委員会=「市民市役所」論

 1月10日に予定されている名古屋市議会総務環境委員会で、地域委員会制度の骨子案が示されます。一部の新聞では、骨子案の概要や「来年度に全区で試行実施」と報道されました。骨子案の内容については同委員会での議論の後にお伝えしますが、河村市長の「地域委員会」構想の根本的な問題点について述べておきたいと思います。

 地域委員会とは、住民参加・住民公開で地域の課題解決について話し合い、そのために市の予算の使い道を提案するという新しい住民自治の仕組みです。これは、住民の関わり方と活用次第では、地域の自治力の発展や地域コミュニティの活性化に役立つと考えます。

 しかし、河村市長が、地域委員会を「小さな政府」づくり=「構造改革」の受け皿にしようとしているところが最大の問題です。河村市長は最近、「市民市役所」論を唱え、地域委員会を「市民市役所」になぞらえるようになりました。「市民市役所」とは、「市民税減税で市民の手元に戻った減税分の一部を寄付に回してもらい、その使い道を市民にゆだね、児童虐待や高齢者の孤立死、いじめ、不登校などにとりくんでもらう」というものです。今年の仕事始めの市長あいさつでも吹聴していました。

市民税「5%」減税で税収を110億円減らして福祉・暮らしの予算を削り、市の責任で行なうべき福祉・子育てなどの事業は地域委員会=「市民市役所」に委ねる。その財源は市民の寄付で賄ってもらう。「伝統的」な市役所は名古屋城天守閣の木造再建など大型事業を担当する――これが河村市長の描く地域委員会=「市民市役所」のようです。市の行政責任を地域住民に転嫁し、地方自治体の役割を放棄する考え方にほかなりません。

 この「市民市役所」論については、市総務局の副局長も「理解が一致していない」と、昨年10月の総務環境委員会で私に答弁したように、市の幹部職員も受け入れがたいようです。地域委員会制度が、真に住民自治の発展に役立つものとなるのか、それとも行政責任を住民に転嫁する「構造改革」の受け皿にされるのか。市民のみなさんといっしょに議論を深めたいと思います。

2012年1月 6日 (金)

ホームレスの年末年始の無料宿泊所「旧船見寮」を視察

Photo  名古屋市がホームレスの人たちのために開設している年末年始の無料宿泊所「旧船見寮」を視察しました。私たち日本共産党名古屋市議団とかわえ明美さん、もとむら伸子さんなどが参加しました。

 この無料宿泊所は12月29日から1月7日の朝まで開設されています。1日3食の弁当も支給されます。宿泊している人たちは、安定した住居を持たない日雇労働者など。年末年始は就労の機会が減少し、宿泊場所などに困ることから、12月29、30日の両日、中村区役所に臨時の相談窓口を開設して相談に応じ、宿泊所を提供しています。今年度の相談者は169人、「旧船見寮」に宿泊した人は153人。宿泊者は前年度よりも20人減少したそうです。

 名古屋市内のホームレスの人たちは、2003年度の約1700人をピークに、今年度は440人ほどまで減少したそうです。名古屋市が自立支援事業を進めるとともに、住居がなくても生活保護の申請を受け付けるようになったことが背景にあります。それでも、仕事と住まいを失う人は後を絶ちません。昨年暮れ、私の事務所にも広島から名古屋に出てきてホームレスになってしまった30歳代の男性が、相談に駆け込んで来ました。安定した雇用の確保が求められています。

 (写真は「旧船見寮」の前で)

2012年1月 5日 (木)

またもや民意切り捨ての市議定数半減か

 「外国型でいくなら(市議の)定数は半分ぐらいでしょう」――河村市長は毎日新聞のインタビューで言いました(昨年12月29日付)。「定数削減と政務調査費、議員のあり方についての議論をセットでやったらいい」とも語り、「定数を半分にして、国会議員のように自由に使える資金を渡し、その資金で複数の政策スタッフをつけるとの私案を披露した」と報じられました。

 河村市長が名古屋市会議員の定数半減を唱えだしたのは2009年の11月定例会。「政治ボランティア条例」なるものを提出し、その中で議員報酬の半減などとセットで定数半減も議会に押し付けようとしました。これにたいして著名な13氏が「議員定数半減に反対し、名古屋市政の民主主義を守り抜きましょう」というアピールを発表するなど、民主主義破壊を許さない市民の運動が広がりました。

 2010年の2月定例会では、河村市長が提出した「市議定数半減条例案」にたいして、私は質問に立ちました。市議定数を現行の75から38に半減させると、市内16区中9区が定数1か2になります。すると民主主義に反する3つの問題点が生じます。それは、①議席に結びつかない「死票」が大量に生み出されること、②無投票になる選挙区が増えること、③「1票の格差」を拡大することです。こうして定数半減が、少数者を議会から締め出して民意の反映を妨げる民主主義に逆行するものだということを事実に即して質しました。答弁に窮した河村市長は、「(定数半減で)1票の格差は縮小する」とウソの答弁までして後日、訂正するという一幕もありました。

 このように定数半減問題は、市民の運動と議会の論戦で決着がついているのに、河村市長は蒸し返そうとしているのですから、警戒する必要があります。

 議会改革というのなら、議会基本条例で定められている議会報告会の開催予算を河村市長は認めるべきです。また、慣例的な市議の海外視察(1人120万円)こそ中止すべきです。

2012年1月 4日 (水)

仕事始めの「三の丸宣伝」

R0019641  1月4日朝、愛知県庁、名古屋市役所や国の出先機関が集中する「三の丸」で街頭宣伝を行いました。元旦からスタートした総選挙勝利めざす日本共産党の全県キャラバンの一環です。もとむら伸子党県くらし・環境委員長といっしょに、日本共産党名古屋市議団も全員が訴えました。労働者後援会のみなさんも、仕事始めの公務員にビラを配布。「がんばって」と駆け寄ってくる人もいました。日本共産党の躍進で、希望ある新しい政治を開くために今年もがんばります。

2012年1月 3日 (火)

生家

 正月は郷里の実家で1泊してきた。私の生まれ育った家は、築後100年以上経つ百姓家(写真)。増築した部分は床が相当きしんでいるが、建築当初からの田の字型の間取りの部分は、今でもしっかりしている。伝統的な日本の木造建築は、丈夫で長持ちするものだ。

 生家には“井戸”がある(写真)。井戸といっても、水源は地下水ではなく、裏山の湧水。枯れることがない。水道も引かれているが、コーヒーを入れる時は、湧水の方がおいしい。

 生家の縁側に腰掛けて、向かいの山をぼーっと眺めていると、心が安らぐ。

Photo_3 Photo_2

2012年1月 1日 (日)

島田神社で「新年おめでとう」宣伝

Photo Photo_2  2012年を島田神社(天白区)で迎えた。大晦日の午後11時45分ごろから島田神社の門前に後援会の人たちと立ち、初詣に来た人たちと年始のあいさつを交わす。「今年もよろしくお願いします」「がんばってね」。市会議員の予定候補者になってから19年間、ほぼ毎年続けている。

 今年は解散・総選挙も予想される年だ。「自民か、民主か」という「二大政党づくり」が破たんに直面し、いま日本の政治は大きく変わる歴史的前夜にあると日本共産党は考えている。「国民が主人公」の新しい政治をすすめる民主連合政府にむけて、新たな本格的なスタートを切る選挙にしたい。

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