住宅用太陽光パネルの設置を20倍に――名古屋市の「実行計画」
「名古屋市内の住宅用太陽光発電パネルの設置件数を現状の3172件から64000件へと20倍に」「自然エネルギーによる発電設備容量を現状の約1.45万kwから37万kwへと25倍に」――このほど公表された名古屋市の「低炭素都市なごや戦略実行計画」では、2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減する目標を定め、その実現のために自然エネルギーを大きく普及する目標が示されました。
私は、今年の3月議会の本会議質問で、福島第一原発の事故を踏まえて、「自然エネルギーを飛躍的に普及させる目標と計画を名古屋市でも持つ必要がある」と求めました。市環境局長は「実行計画の中で明らかにしたい」と答弁していました。6月議会の総務環境委員会でも私は、「住宅用太陽光パネルの設置目標を定めるべきだ」と求めていました。
住宅への太陽光パネルの設置には二百数十万円の費用がかかります。飯田市が実施しているような、パネルの設置者の初期投資が0円で毎月一定額の電気料を負担するシステムも参考に、太陽光パネルの飛躍的普及のための新たな手法を検討することが必要だと思います。
※ 名古屋市内で学区ごとに設置されているコミュニティセンターにも太陽光発電パネルの設置が進んでいます。写真は相生コミセン。
« 「地球温暖化対策計画書制度」がちょっと強化 | トップページ | 消防団の年末特別消防警戒 »
「原発・自然エネルギー」カテゴリの記事
- 「気候非常事態宣言」を要請――予算要望で河村市長に(2020.01.18)
- 太陽光、地中熱など自然エネルギーの導入促進を(2018.09.21)
- 市施設への太陽光発電の導入目標 「屋根貸し」で達成へ(2014.12.16)
- 天白区の「さよなら原発行動」2周年(2014.06.21)
- 名古屋市の地域防災計画に原子力災害対策計画が追加(2014.06.12)
コメント