天白区農産物品評会とTPP問題――農業後継者の立場から
12月10日、天白区役所で開かれた天白区農産物品評会に来賓として出席しました。今年で36回目を迎えた品評会には、天白区特産のニンジンをはじめダイコン、キャベツなどの野菜やミカン、カキなど、農家のみなさんが丹精を込めた農産物が多数出品されていました(写真)。また、きれいな手芸品や農産物加工品も出店されていました。区内の農地は年々減少し、農業者の方も高齢化していますが、区内の各所にある朝市などで、新鮮でおいしい農産物を私たちに提供していただいている農家のみなさんに感謝したいと思います。
品評会での市長(代読)や区長のあいさつでは、いま大問題となっているTPP(環太平洋連携協定)にふれられていました。
私の故郷は、岐阜県の山村(白川町)です。実家では、80歳になった父親がひとりで暮らしながら農林業を営んでいます。とはいえ、父親ひとりでは田植えや稲刈りなどはできません。集落の人たちが営農組合をつくり、トラクターなどを共同で所有し、農作業を共同で行っています。「TPPに参加しても、農家の耕地面積を拡大すれば両立できる」と推進派は言いますが、すでに集落営農による規模拡大によってやっと成り立っている山間地の農業が、アメリカなどからの安い農産物の輸入に対抗できるはずがありません。TPP参加は絶対に阻止しなければなりません。
私は、名義上は農業後継者になっていますが、農業の知識や経験はほとんどありません。農業雑誌を愛読し、私の実家の耕作放棄地に果樹の苗を植えている妻の力を借りながら、実家の田畑を守っていきたいと思っています。
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